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鴻鵠の娘  作者: 納戸
眼光 紙背に徹す
9/50

登場人物紹介



莢 芙蓉 


黒い髪に灰色の瞳を持った十八歳の少女。国でも随一の名家である葵家の血を引く少女。

学聖と呼ばれた父譲りの頭脳を持つ才女で、現在は官吏として朝廷に出仕している。

現在の官位は四士である、蘭國令副官。

人の仕草や声色からその先の行動が読み取れるため、彼女が移動した部署は全員が腑抜けになると言われ、扱いに困った吏部によって書庫に閉じ込められていた。




菫 鈴扇


蘭國國令。菫家の次男。亜麻色の髪に濃い紫の瞳を持つ麗人。有能だが人心を理解しない政策ばかり行っていた。恐ろしく人心を解する官吏がいると知り、王都に芙蓉を自ら引き抜きに向かう。




陸 嬰翔


蘭國國令、副官。淡い赤髪に碧の瞳を持った青年。自由すぎる鈴扇を補佐する優秀な補佐官。

一時は副々官に官位を落とされたが現在は國令副官に戻っている。

薺家の分家の出身で、自らも当主候補になったことがある。



蔦 汀眞


薺家の懐刀と言われる一族、蔦家の少年。家柄故に、ものとひとを見る目に非常に優れている。嬰翔とは幼少期共に育ったため仲がいい。御史台から地方官吏を監察する刺史副官として新たに派遣されてくる。

芙蓉を一目で女である、葵家の血が混じっていると見抜き官吏をやめることを迫る。



侯 驟雨


葵國國令。芙蓉が国試を受ける際に後見を引き受けた青年。芙蓉を、翼を窮屈に折りたたまれた鳳凰と称し、国試受験を後押しする。

「王宮に咲いている芙蓉という花を探しているのです」という芙蓉に対し、では自分で探しに行けと諭す。失礼な物言いをするが、実は芙蓉を可愛がっている。




葵 月英


芙蓉の父。名門葵家の三男で、十五歳で国試を通らず官吏に登用された天才。

葵家で迫害を受け、十歳から十五歳の間を花額山で仙人のように暮らしていたが、皇帝にその才を見出され朝廷に上がる。

月英が登用された期間はわずか五年であるが、その期間に王は彼の意見を多く聞き入れ、国に多くの変化をもたらした。この変化を皇帝はまるで一時の昼寝の時に見た夢のようだったと思い起し、月英を華胥の友と呼んでいる。


桜 慶朝


花興現皇帝。金の髪に金の瞳を持った偉丈夫で賢帝の誉れ高い。芙蓉の父である月英を登用し、「博士」という官職を授ける。芙蓉の出自について知っているようなそぶりを見せる。



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