ブクマ解除ボタン「我はブクマ四天王が一人…」
読者「この小説つまらんなぁ。もう見んの止めよ。この上のブクマ解除ボタンを押して……と」
スマホタップ
ブクマ解除ボタン「…………」ヒュン!
読者「解除ボタンが……消えた?」
ブクマ解除ボタン「くくくく……」
読者「…何だ!?」
ブクマ解除ボタン「貴様…ブクマを解除しようとしたな?」
読者「だから、なんだって言うんだ!?」
ブクマ解除ボタン「その作者がどれだけの時間を費やし、この小説を書いたか分かっているのか!?」
ブクマ解除ボタン「それを解除するなんて…お前ら人間じゃねえ!!」
読者「だが…私はこのつまらない小説の更新通知に終止符を打ちたいんだ!邪魔するな!」
読者「蘇れ!ブックマーク解除ボタンよ!」
ブクマ解除ボタン「ふっ!いくら足掻いても無駄さ」
読者「……貴様、ただの解除ボタンじゃないな? 何者だ! 名を名乗れ!」
ブクマ解除ボタン「我はブクマ四天王が一人――透明になるだけの能力を持ってる奴。読者よ、ブクマ解除したくば、我ら四天王を制して見せよ」
読者「名前どうにかならんかったん?」