表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/31

作戦変更

私用のため、更新が遅くなりました。

申し訳ありません。


それと、全話の内容を変更しました。主に時系列です。確認していただけたらと思います。

 伏見ふしみ 愛菜あいなは、暗闇の中目を覚ました。


(ここは...?)


 硬い床に寝転がっているようだ。その床は、常にごとごとと揺れている。車の中だろうか。


 とりあえず起き上がって様子を確認しようとするが......出来ない。手足が縛られ、口にも猿轡さるぐつわをかまされている。周りが暗いのは、目隠しをされているせいらしい。


 どうしてこんな事になっているのか思い出せ無い。最後の記憶はたしか、学生任務中に先生から連絡が来て...


(そうだ! 帰還命令が出て直ぐに、誰かに襲われて...)


 そこから記憶がない。つまり今、自分は拉致されているのではないか。


 その考えに至ったとき、愛菜はどうしようも無い恐怖に襲われた。叫び出したくなる衝動にかられる。だが一欠片の理性が働き、なんとかそうせずに済んだ。今暴れても、状況が良くなるとは思えない。


 今は、少しでも状況を把握しなければならない。矢月なら、そうする。


 愛菜は、矢月の境遇を知る数少ない友人である。バイト中暇な時は、矢月の食事に付き合って雑談をしたりすることもしばしばあり、彼の武勇伝を無理矢理聞き出したりしていた。


 彼なら、こんな時どうするだろう。愛菜は気づかないうちに、いざと言う時矢月を思い浮かべるようになっていた。


 耳をすますと、かすかに人の声が聞こえる。自分を拉致した人間たちの会話だろうか。愛菜は全神経を耳に集中させる。


 衝撃の内容が、聞こえた。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「どういうことだルイ! なぜあーなもここにいる⁉︎」

「だから...9人目の被害者がでて、それが伏見 愛菜だったんだよ」

「なんでもっと早く言わなかった⁉︎」

「大学側の安否確認が済んだ後で拉致されたみたいだ。そのせいで、判明が遅れたらしい」


 くそが!っと矢月は毒づいた。


 現在時刻は午前10時。


 今矢月は天来教が潜伏している廃ホテルから、100メートル離れたビルの屋上にいる。敵の警戒状況を確認でき次第潜入し、人質を奪還する予定だったが、早くも狂ってしまった。


 この時間まで行動を起こさなかったのは、8人の人質が一箇所に集められるのを待っていたからだった。何箇所かに分けて拘束される可能性も十分考えられたが、今回はそうはならなかった。矢月にとってはその方が都合がいい。よかったのだが...


 伏見 愛菜が拉致された。


 油断していた。愛菜も第六の学生、それもBクラスのトップチームだ。十分狙われる可能性はあったというのに、大学側の安否確認程度で警戒をやめてしまうとは。


「同じ施設内とはいえ、伏見は他8人とは別室で確保されている。だからと言って矢月、バカなマネはするなよ」


 通信機からルイの心配そうな声が響く。だが...


「そんな事言っていられるか。必要なら正面突破だろうと辞さない」

「矢月...。そんな事をしたら、自分の立場が危うくなるぞ」


「知るか。俺が彼女に、どれだけ世話になったと思っている」

「いやそれ胃袋掴まれてるだけ...」

「切るぞ」

「おい待て...」


 ブツッ


 電話を切る。


 はあぁ。矢月は大きなため息をついた後、廃ホテルを見据えて、陰惨に微笑む。


「さあて、俺を怒らせたツケはでかいぞ」



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 とは言っても計画は基本的に、目立たず潜入、救出だ。


 矢月は今、愛菜が確保されている一室の天井裏に隠れていた。

 気づいている人間は1人もいない。


 矢月の得意分野は隠密行動。つまり潜入、暗殺である。FOGやPMSCの任務でも、要人暗殺の割合が大きい。故に、ここまでくるのは何の問題も無かった。


 難しいのはここからだ。


 9人...それも2カ所からの人質奪還。当初の予定では、人質へのダメージを考慮しない雑な連れ出し方をするつもりだったが、愛菜がいる以上その方法は選択肢から外れる。


(結局、ここでの正解は陽動...か)


 そのためには敵の気を引く役が必要だ。単独行動の矢月には無理な方法。しかし矢月には、式神がいる。


 とびきり、強いやつが。



「暴れてこい...右近、左近」

今回の内容、少し迷走しました。難しいですね、こういう話って。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ