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1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

異端はどちらでしょう?

作者: 行世長旅

誰も彼も、俺以外の人間が全員おかしくなってしまった。

奇声を上げ、奇行を繰り返し、奇妙な生活を送っている。


何で誰も気が付かないんだよ。気付くことすら出来ないのかよ。


異常と断言出来るその光景に、口を挟むものはいなかった。


それは俺だって例外じゃない。

1度は正気に戻すため語りかけた。

けれど、奇声を上げ続けて会話にすらならなかった。

それどころか、他の人も寄って来て俺を奇声攻めにした。


それが凄く怖かった。


以来俺は、他人に構うことなくやり過ごしてきた。


なぁ、おかしいのは俺なのかよ。


それならもう、いいや。


おかしいのは皆だとしても、異端な世界で生きていくには俺も異端になるしかない。

順応しなければ、俺が異端者として扱われる。


あれ……、異端の定義ってなんだっけ……。

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