4日目、秋下旬4
変な話だが私は自殺という行為には否定的である。というのもどうせ死ぬくらいなら色んなことに挑戦したら良いのでは?と思ってしまうからである。
例え今が辛かったり、過去の辛い出来事から逃げるために自殺という選択するのは賢い選択だとは思えない。
では私はなぜ自殺という選択を選んだのか?簡単な話、過去からも現在からも未来からも逃げるためである。
私は生まれ持った無能かつ堕落しきった人間性なので努力もしないし好きなことも見つけてこなかった。そんな性格で生きていける程人生は甘くない。受験や就職、出世といった人生におけるターニングポイントから逃げ続けた結果死を選ぶのである。
逃げることだけ上手くなり、楽に生きるために全ての事柄から逃げ、その先に待っていたのは死だというのは何とも皮肉である。
もしこれを読んでいる人がいるなら一つだけ言わせて欲しい、何事も絶対に逃げてはならぬ。自分の性格や環境のせいで逃げるしか方法がない、と思わないでほしい。自分が少しでも行動すれば必ず逃げなくていい方法が見つかる。
とまぁ今まで散々逃げ、今から楽するために死のうとしている人間が言っても何の説得力もないのだが。
だが逃げても必ずどこかで採算を取らなければならない、逃げ続けても良いことはない、これだけは確信を持って言える。
だからいつでも逃げれるように色んな事に挑戦し、自分の視野を広げておいてほしい。そうすれば後で採算を取るよりは幾分かマシだろう。
日記だというのに今日はやけに説教くさくなってしまった。
今日ここに書いたのは中学生あたりの自分に言い聞かせたい事ばかりだ。思春期というのは性格が捻くれやすい。拗らせたまま成長するとろくなことがない。
そういえば今日は自殺するための道具が揃った。これでいつでも逝けるわけだが、遺書なども書いておかなければなるまい。やることがあるので私はまだまだ死ねないのだ。