電子書籍と紙の本
掲載日:2018/08/18
電子書籍が普及して、古くてかさばる紙の本を電子書籍化して焚書するようになった。
図書館司書のメイはそのことに危機感を持っていた。
やがて、異常気象が続き、居住地の大方が大破したとき、様々な情報を人びとは求めたけれど、発電所が機能せず、電子機器が使用できなくなった。
「何てこった‼」
打ちのめされた人びとの前に図書館新派たちが現れて、秘密裏に地下の壕に作られた巨大な図書館の存在を公開した。
そこにはありとあらゆる紙の本と、自家発電装置で使用できるデータベースが備えられていた。
「先見の明だね!」
「そう、先見の、メイという人の発案で作られた設備です」
「なんにせよ助かった。備えあれば憂いなし」
「全くだ」
「だから、紙の本も、電子書籍も、両方とも大事なんです!どちらにも長所と短所があって・・・」
メイはそう言ってみんなを説得した人だった。




