エピローグ
誤字ばっかで読みにくいと思いますが、とりあえずこれで終わりです。
エピローグ
プリムはいつものBARでいつもの飲み物を飲んでいた。
そして、呟く。
「はぁ〜…長い一日だったわ。」
その言葉を聞き、主人が話しかけてきた。
「はっはっはっはっ。しかし、驚いたなぁ〜。まさかガライが切り裂き魔だったとは…」と言い、しまった!と言う顔で口を塞ぐ。
プリムは不機嫌そうな顔でマスターを睨む。
マスターはヤバイとした顔で話を別の話題に持っていこうとした。
「ほらっ!それに、彼が狼の魂を持っていたとは…凄いな。狼と言えば、人には決して近付かないし情も写さないし、魂になっても自然に消滅するのに…彼はどうやって狼の魂を宿したんだろうか…。」
プリムは更に不機嫌そうな顔をして叫ぶ。
「アイツ!勝手に居なくなって!お礼の1つも言えなかったわ!」
そんな事を言いながら、戦闘体制を崩さなかった自分が頭の中でぐるぐる回っている。
「大体ねぇ!勝手に付いてきて、勝手に変身して、勝手に倒して、勝手に居なくなるなんて信じられないっ!添加物の入ってない犬の餌より信じられないっ!」
最後の言葉は、冗談なのか分からないが。マスターが聞き返す。
「勝手に居なくなったのは、自分の本当の姿を見られたからだろ?」
「そうだけど…。でも、もう会えなくなるってのは酷いんじゃ無いの!?」マスターはキョトンとした顔をした。
プリムは、何で驚くの?と聞いて来た。
「"会えなく"なる?誰にだい?」とマスターは聞く。
話を聞いて無かったの?と思いながら、
「アイツよ!盗賊の親分よ!」今更だが、プリムは親分の名前を知らなかった。
マスターは意気なり大笑いをしだした。
プリムはまたキョトンとした顔になり、何で笑うの?と言う表情をしていた。
「はっはっはっはっ…じゃあ、さっきから後ろでいつものように飯を食ってるのは誰だい?」
プリムは驚き後ろを振り向く。
後ろのテーブルでは飯にかぶりつくランドの姿があった。「ちょ……なにやってんの?」
プリムは叫んだ。
ランドはビクっと肩を震わせ顔を上げた。
「飯を…食べ(ゴクン)てる…。」「はぁっ!?何だって?」とプリムは駆け足で、テーブルに駆け寄ってきた。
「アンタ、俺の姿を見られたから去るって言ってたじゃない!何で居るのよっ!」
と叫ぶ。
ランドはまた飯を頬張りよく噛んで飲み込み、お茶を飲んでから話した。
「あ…いやぁ〜アレは、この姿のまま町に帰るのも変だし、とりあえず自分の家に帰ります!的な感じで言ったんだよね。はっはっはっはっ…」と笑って誤魔化す。
プリムは腕をプルプルと震わせていた。
幻覚だと思うが、後ろに鬼が怒り狂った顔で立っていた。ランドはまた肩をビクっと震わせた。
多分、彼は殺されると思ったのだろうか、椅子を立ち後退りをする。
「ほらっ!子分達も、対した怪我じゃ無かったし、町も平和になった訳だし、一石三鳥じゃん」
と必死に話題を変えようと頑張る。
"子分"と言う単語を聞き、プリムは顔を上げた。
「そうよっ!子分の子達はどうなったの!生きてたのね!良かった!」と一息に言う。「あぁ、俺が帰る時にアイツらを拾って家に帰りアイツらの傷を治療した。内臓とかは、治せないけど外側の傷は塞いで血を止めたし、後は安静してれば治るよ。」
ランドは少し収まってきたプリムを見て、安堵のため息をつき落ち着いた感じに話した。「治療?アンタ、医術を知ってるんだ。」
とプリムは驚く。
「まぁ、医術ってよりかは雑だけどな。それと…王女さん。俺の名前は、"ランド・ウルフ"って言うんだ。」と前ぶりも無く自己紹介をする。
意気なりの自己紹介に戸惑いながらプリムも自己紹介をした。
「私は、プリム・パンドラよ。知ってると思うけど、王女よ(笑)改めて宜しくね。ランド親分」
と笑顔を向ける。2人は握手をした。
そんな2人を見ていたBARのマスターは、一人呟いた。
「若いって良いなぁ〜」
付き合ってくれてアリガトウございました。次作は、もう少し頑張ってみます。