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掌編小説集7 (301話~350話)

見上げて見下ろす

作者: 蹴沢缶九郎

見上げると、そこには広大な海があった。海面は風で波打ち、所々での陽の光の乱反射が綺麗だった。


例えば、飛んでいる鳥が羽を休めようとしても、そのままでは降り立つ事は叶わない。何故なら、降り立つ為の地面がないからだ。

だが、かといって海に陸地が侵食されたわけではない。見下ろす眼下には、一面青い空と照りつける太陽が存在していたのだ。


見上げれば海、見下ろせば空と、このあべこべな世界にもいい加減飽きた一羽の鳥は、暇つぶしに行っていた、体を逆さにして飛ぶ事をやめた。

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