表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

石咒女守ノ荒神 共通①

「はー毎日御参りで筋肉痛だよ~」

私の家は先祖代々

毎日神社に参拝に行かなくてはいけない。

という変な家訓がある。


「神様、どうか火焔炎かほえ町をお守りください」

手を叩き、目を閉じて祈る。


すませて帰る。後ろから私を呼ぶ声がきこえた。


「ウズメちゃーん!」

「あっヒイラギちゃん!」

誰かと思えば、親友の柊ちゃんだった。

小学生の頃から高校まで一緒。

田舎に近い雰囲気の町だから、昔からの知り合いは沢山いるけれど。


「神社の帰り?」

「うん」

「でも、神社ってどこにあるの?」

「私もよくわからない」

あの神社は不思議なことに、参拝以外では道がわからなくなる。


「地図にも載ってないなんてマジ神隠し?」

「あはは……」

――――


「ウズメちゃんってば今日もあの神社に行くの?」

「うん、毎日行かないと祟られるらしいから」


「信仰心の薄れたこのご時世、たった一人、村人を護る為神社に参拝する若者…

なんて健気なの…」

「あの、参拝者一人じゃないしここ村じゃないけど」


私の名前は神話に出てくる雨乞いのダンサーさんにちなんでつけられた。


偶々名字が雨野だったからだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ