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動きに合わせて

作者: オスカさん

背骨が一回エビフライになって,

そのあと使えない水死体になって,

そしたら全部終わってしまって,

脂肪が冷え固まったロウみたい。


まぶたは落ちた魚のうろこ,

つぎはぎあてた洋服の裾。

ずっと広いずっと広い、富士山の700倍。


目が反対についていた

内側ばかりが良く見えて

傍から見れば白目むいてた


目からうろこがボロボロ落ちて

受け止めたら両手が切れて

滲み落ちた血がつま先濡らした


赤茶色の

こげ茶色の

コンバースのつま先が

牛と蜂の巣を蹴りあげる

牛が溶ける 蜂が喋る

牛が溶ける 蜂が喋る


どこまでいっても言葉だけが通じない

出来の悪い失語症




失語症

並木道

の 波間に揺れる

髪の毛

網を作って街をとらえる

欲しくもないから潰してしまう


全部は夢

全部が夢


何もいらない

何も知らない。



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