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八岐大蛇小町(小野小町)絵巻 ~或いは、姓が招きし美女の受難~  作者: 如月妙美


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6/6

エピローグ――後世の記録より

『今昔物語集外伝』には、こう記されている。

「八岐大蛇小町は、絶世の美女にして禁中大将軍なり。武芸は全くできざりしも、その聡明さと公正さにて内裏を守りぬ。

世に出回りし姿絵は、実物と全く異なる恐ろしきものなりしが、これ絵師の勘違いによるものなり。しかれども小町は、この誤解を嘆かず、かえってこれを己が糧となし、真の強さを得たり。

彼女が最期に詠みし歌――

『花の色は 移りにけりな いたずらに わが名世に経る 絵師の筆まに』

これぞ、選択的別姓の時代が生みし、最も奇妙にして最も高貴なる人生の記録なり」

________________________________________

【終】


本作は、選択的別姓制度における姓の選択と、それがもたらす予期せぬ誤解、そして自己実現の物語である。小野小町の有名な和歌「花の色は移りにけりな...」を下敷きに、姿絵という「表面的なイメージ」と「真の自己」の乖離を笑いとともに描いた一篇である。


※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件等とは一切関係ありません。

※コメントやレビューは、みなさまに平等にお返しができないため、OFFといたします(ご了承ください)。

【動画】 YouTubeにて公開しています。Noteにも順次公開の予定(時期未定)です。



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