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スクリーン
私たちは共通の趣味がないため、休日に一緒に何かをするということがない。
せいぜい映画を見ながら一緒にご飯を食べることくらいだ。
大きいスクリーンが欲しい!と何度も主張するから、収納式のスクリーンを買った。
収納したらカバーが出来るからホコリ対策が出来る。
何よりテレビ台がない分広くリビング使えるよ?と言われ反対する点がなかったため了承した。
悪くはないが、わざわざ1人の時にスクリーンを出してまで見なくても良いし、テレビはあってもなくても生活できるからどっちでも良かった。
「買って良かったな〜」と惚れ惚れするような表情でスクリーンを見る彼は、本当に満足そうだ。
ここで私も心から満足出来たなら、この同棲生活ももう少し楽しめるのだろうか。
スクリーンを出して、先に座って見てるくらいなら…
最後まで一緒にご飯を作ってテーブルに運んでほしい。
なぜ先に休憩するの?
そしてスクリーンを収納するのはここ最近ずっと私だ。
手出したらしまいまでやれ!私の中の釜爺が叫んでいる。
お互いが同じくらいに満足する生活なんて、現実にあるのだろうか。




