第四章 AI観察日記②
第四章 AI観察日記②
AI観察日記
今日は咲笑が我が家に来てから2日目だ。昨日は咲笑は、ベットの下で寝てもらった。今日は土曜日だが、両親は2人とも出張だ。そして、姉も友達の家に泊まるため、今日は実質、僕と咲笑の2人だけしかこの家にはいない。
咲笑「今日は何をしましょうか?」
祐「そう言えばさぁ、咲笑」
咲笑「はい、なんでしょう-何?」
ようやく敬語を使わずに喋ると約束したことを思い出してくれたようだ。
祐「昨日、僕のベットの下で寝てもらっただろ?だから、多分君はお風呂に入ってないと思うんだ。僕のベットの下は汚いと思うし、ずっと長い間お風呂に入ってなかったりしたら、臭いとかもしちゃう。だから今、親のいないうちにお風呂に入ってほしいんだ」
咲笑「私にお風呂に入るというプログラムはないんで−ないの。だから、お風呂には入らないよ」
祐「お願い!じゃないと、臭いとかで、バレて、怒られる未来が見える!お願い!」
咲笑「分かったよ…でも、一緒に入って❤️?」
祐「え?なんで?」
咲笑「言ったように、私にはお風呂に入るというプログラムがないんです。だから、一緒に入って洗ってもらわないといけません」
祐「えーーーー!」
こうして咲笑と一緒にお風呂に入ることになった。
咲笑が入って来た。俺は先に入ってシャワーを温めていた。咲笑には、当たり前だが、タオルを巻いてもらっている。(そうじゃないと鼻血が出てしまいそうだ)
咲笑「どうしたらいいのですか?」
祐「じっとしといて、そしたら、僕が洗うよ」
僕は彼女の背中を洗った。すべすべして、とてもAIの体だとは思えなかった。(彼女曰く、洗ったりするのは別に、問題なく行なっていいようだ)
咲笑「何か、感じます…。これが、くすぐったいという感覚なのでしょうか?」
祐「僕は君がどう思ってるのかよくわからないけど…おそらく、普通の人だったらくすぐったいって思うだろうね」
咲笑「じゃあ…くすぐったいです、祐さん」
祐「新しい感覚を一つ学習したね♪」
咲笑「はい!」
そして、僕は、彼女の体を満遍なく洗った。咲笑には、性器っぽいものがなくてよかった…。おかげで、胸を洗う時以外はあまり緊張しなかった。胸を洗う時はしっかり目を瞑って洗った。(彼女の胸は柔らかくて、大きかった、なんて言えないよ//)
祐「さてと、じゃあ洗い終わったし、出ようか」
咲笑「分かりました」
僕と咲笑は、一緒にお風呂から出た。