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四 体育

駄文だぁ

投稿がアホほど遅くなってしまったことを謝罪します

文が書けない、、、

文見は頭を抱えていた。


なぜなら、今日は二堂が女になって、初めての体育の授業がある日である。

ここで考えて欲しい。二堂は女だが、男装し、周りには男子という事で通っている。

もちろん先生にもこのことは話していない。


「、、、二堂、どこで着替えるつもり?」


文見とは対照的に、ケロリとしている二堂があっさり答えた。


「え、?一緒に着替えないのか、、、?」


「バカなの?」


ここまでポンコツだとは思わなかった!そう言わんばかりの形相で文見は二堂に詰め寄った。


「お前は、仮にも、女なの!!!」


「む、仮にとは失礼な。」


「てめぇの自覚がティッシュより薄いからこうなってんでしょうがこのポンコツ!」


そう叫んだ勢いで、だんっ、と自分の机を叩く。手が痛い。


こいつ、自分が女だということを否定すれば目ざとく訂正するくせして、その自覚はペラッペラに薄いのだ。

この前俺がいる目の前で着替え出した時はぶん殴ってやろうと思った。流石に相手は女の体だし自重したけどね!?あの瞬間男に戻ってたらぶん殴ってた。

注意しても聞かないし、挙句の果てには「意識してるのか?」ってにやにやと、、、!!

まぁ、、、あれは無意識というより確信犯だろうな。


まぁ、そんなことは今はどうでもいいのである。いや、どうでも良くないのだが、今は一旦置いとく。


「、、、、じゃあ、お前が俺の体を隠してくれればいいだろう。」


「俺、男では細い方だから隠せるほど面積広くない。」


「人が居ない時にこっそり、、、」


「知ってた?このクラス、前の授業終わる1分前に完璧に体育の準備して更衣室にダッシュしていくバカが3人くらいいらっしゃるんだよ。」


「じ、じゃあ」


「大人しく先生に言って別の所で着替えさせてもらうのは無しなの?」


「一緒に着替えたい!!!!」


「強情だなぁ、、、」


握り拳を作り、めいいっぱい叫ぶ二堂に呆れたように文見はため息をついた。

すると、更に二堂はこう続ける。


「文見の裸見たい!!!!」


「黙れこのド変態が!!!!」


その瞬間文見渾身の蹴りが二堂を襲う。が、ひょいと躱し、ドヤ顔。


「っていうか、いつも見てるでしょ。男の時は隣で着替えてたんだから。」


「何回みても飽きない。」


「知らないよそんなの。」









「はぁ、、、誰も使ってない空き教室があって助かった。」


いいからついてこい、と二堂に手を引かれ校舎をしばらく歩くと、お誂え向きの空き教室を探し当てたのだ。本当にこいつ、無駄なところで第六感が働く。


「ふふん、お手柄だろう?」


「お前が我儘言わなければもっと早かったのにな。」


「ふむ、俺に死ねと?」


「お前定期的に俺の上裸見ないと死ぬの!?」


「全裸でもいい。」


「こっち来んな!!!」


そんなこんなギャーギャー騒ぎながらやって来ました体育館。

女子に飢えた男どもの視線が痛い。主に俺の横に。当の本人はのほほんと俺と先生を見比べて、「早く始まらないかな」と言わんばかりにソワソワしているが。


「おっし、お前ら、2人1組で準備運動!終わったらそこ並べな〜!」


それを呆れと共に眺めていると、耳をつく大声が。体育の先生って揃いも揃ってなんであんなに声が大きいんだろう。

そして、そんな先生からのお達しとともに、まぁ予想通り二堂の周りに人が集まる集まる。

よし、俺は逃げよう。


「んじゃ、二堂、あとは頑張れ。」


「え!?ちょ、ちょっとまて文見、お、おーーい!!」


そんな二堂の断末魔を聞き流しつつ、お目当ての人物を探す。

あ、いた。


「あ、佐々木、一緒にやろうよ。」


暇そうに当たりを見渡すふりだけして、明らかに体操をサボろうとしている影に声をかける。


「ん?いいよ、けど、二堂くんはいいの?」


「いいよ、ほっとけほっとけ。」




因みに男子の群れから抜け出した二堂がすぐさま戻ってきたので、結局3人で体操した。







「なんでお前女になったはずなのに遜色無く体育にまじれるの。」


「しらん。運動能力と力は全く落ちていなかった。」


「、、、今度50m走勝負しようよ。」


「、、、お前も大概負けず嫌いだな。」




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