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獅子の皮を被った紅魔王  作者: ベベワオン
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PrologueⅠ -真っ赤な景色と真黒な騎士-

初めて投降した小説です。不慣れですがよろしくお願いします。

初めての投稿です。やり方が分からないので、とりあえず練習中です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



PrologueⅠ -真っ赤な景色と真黒な騎士-


真っ赤な景色が広がっていた。一時前までは豪華絢爛だっただろう洋式の居間は炎に包まれ見る影もない。

居間を照らしていたシャンデリアは落ちて、ガラス状の破片が床に散らばっている。暖炉の上に飾られた一際大きな絵画は焼け落ちては、真っ黒く塗り潰されていた。

そんな惨事の中、一本の剣を手にして立っている俺と全身を甲冑で覆い、鎧も剣も黒く染め上げた真黒な騎士が立っていた。


 夢の中でその真黒な騎士と対峙している“彼”。まるでカメラ越しで見ているかのようだ―――いや、違う。これは憑依のようなのだ。


 だって、“自分”は“彼”の感情を捉えていたから。大切な者を守れぬ“怖さ”とそれができない自身の不甲斐なさに対する“怒り”を。


 黒の騎士が剣を振りかぶる。それと同時に景色が薄まっていく。


 夢から覚める時が近い。


 “彼”の中に入った“自分”ごと叩き斬るかのような即死の一刀。それが最後の光景になると思った。


 でも、最後に目に入ったのは“誰か”だった。黒の騎士の凶刃から“彼”を守る為に割って入った“誰か”。


 既に夢から覚めようとしているせいか、その“誰か”の輪郭がハッキリとしない。ただ、わかるのはその“誰か”は守られた“彼”にとって“大切で守るべき人”だったということ。


『―――――――――――アアアァァァァァ!』


 狂える絶叫と嵐のような悲しみと怒りが“自分”は感じ取った。その大切な者に手を伸ばそうとした刹那、“自分”の意識はこの“夢”から覚めるべく闇へと落ちていった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


なるべく、一週間の間隔で投降したいと思います。


なるべく、一週間おきに出そうと思います。

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