雅とある生徒の嫉妬。
第2話です。新キャラの登場です。
よろしくお願いします。
翌日。
彼は私の前にとてもよく現れるようになった。
神埼「立花ちゃーん!」
立花「う゛、」
何か無駄に目立つし・・・元気だし、体力ないけど
あとまぶしい・・・。
立花「な、なんで毎回休み時間に来るの」
神埼「だぁーって!クラス別だし~休み時間くらいしかお話できないんだもの♪」
立花「そういえば神崎・・・さんはどこのクラスなの?」
神埼「雅でいいのに!まぁいいわ。クラスはお隣さんよ♪」
立花「Aクラス・・・ではないよね。じゃCクラスかな」
神埼「・・・家庭科以外は本当に全然だから、正解よ。」
うちが通うこの学校は、差別や区別ではないが
学力や運動、音楽などの成績を見てAクラスからEクラスまである。
この方針は入学前から親に説明した上で、受験をし組み分けする
生徒はこの組み分けで、自分が上だからと言い他クラスの者への悪口や暴力等を禁止とすという項目も一応ある。同クラスはどうなのかなどは詳しくは知らないけど、基本守ってない。
神埼「あ、そういえば。今日お菓子作ったのよ~良かったら食べて♪」
立花「・・・謎の女子力」
神埼「一時間目が家庭科の実習でねー、料理が早く終わったからホールケーキでも焼こうとしたらセンセーに止められちゃって・・・仕方なく手ごろなマフィンにしたわ。」
立花「手ごろ・・・・だと、でもうまい・・・」もぐもぐ
そんな日常を過ごしていた中
一人の生徒が影から覗いていたのだった。
???「神埼・・・雅、許さないわ・・・・」
ただただすれ違う想いにすら気づいてあげらずに
私は神埼くんのマフィンを食べていた。
神埼「あげた身だけど、あまり食べすぎは駄目よー??美味しく食べてくれるのは嬉しいんだけど」
立花「らって・・・美味しいから。」
神埼「きゅーーーーーーーーん」
立花「(頭)大丈夫?」
神埼「大丈夫よ、それより・・・食べカスついて・・・」
神埼が立花の頬についてる食べカスを取ろうとした瞬間
廊下側からとても速いスピードで、ペンが飛んで来て二人の間すれすれに通り
壁へ突き刺さったのであった。
二人は唖然とし、恐る恐る後方を振り返ると、一人の女生徒が居た。
???「だ、だめです!!!こ、こんな場所で・・・・いやどこでも駄目だけど!」
そういい彼女はこちらへ向かって来た。
見た目はとても可愛いらしい子。
神埼「ちょっと!あなた危ないじゃないのー!立花ちゃんにかすりでもしたらどうするつもり!?」
???「それは大丈夫ですよー。彼女には絶対に当たらない角度で投げたので」ニコッ
立花「あの・・・それよりあなたは?」
湊「あっ、えっと・・・その。Aクラスの、湊琴葉です・・・」(照)
-プロフィール-
湊琴葉 156cm
趣味は分厚い本を読むこと。辞書とかそういう類のもの
この小説の百合要員でもある
立花優のことが性的に好き。雅のことは大嫌い。人間として見られてない。
頭良く色々なことが出来る。
とても可愛らしい女性であり、よく男子から告白されている(秒でふる)
家族構成 母と自分
-完-
湊「先ほどは無粋な真似をしていまい申し訳ありません。立花さん」
立花「う、うん・・・あの近い」
湊「やはりあの時からずっとこのいい香りがして素敵です・・・」
立花(やばい奴増えた・・・)
神埼「ちょっと、さっきから聞いていれば。あのペンだってまるでアタシ狙いみたいじゃないの」
湊「あら、ごめんなさい。大きい虫と間違えましたわ。」
神埼「なっ・・・・」
湊「立花さん、よろしければ今日お昼ご一緒してもいいですか?」
立花「え、あーうん・・・いいよ」
神埼「ちょっとー!もう~じゃアタシも!」
少し前の私からすれば、こんな濃いメンツと関わるなんて思ってもいなかった
私はひっそりと大人しく静かに暮らせればいいのに・・・。
でもこの感じ温かい。
立花「じゃ、場所屋上でいい?」
神埼「いいわね!天気も気温もいいし」
湊「立花さんが言うならそこでいいですわ」
わちゃ・・・わちゃ
でもこんな状態を許す者はおらず
またヒソヒソと、悪い噂が広がっていく・・・・。
-お昼- 屋上
立花「な・・・・これがお昼、だと!?!」
みんなそれぞれお弁当を持参し、お昼ごはんにする
神埼くんは手作りのキャラ弁
湊さんはおせちなどに使われるような入れ物三段使った豪華な食事(お弁当)
私は、貧相な普通のお弁当
神埼「本当に凄いわね~そのお弁当」
立花「一人で食べるの・・・?それ」
湊「まさか、こんな三段も食べたら太ってしまいます・・・・。よろしければ立花さんも食べませんか???」
立花「いいの?」
湊「はい♪是非、立花さんあーん」
立花「いや・・・恥ずかしいし自分で食べるよ・・・???」
湊「"お友達"はあーんするのが普通なんですよ?」ニコ
立花「あー・・・んっ」照
立花「美味しい!」
湊「当然ですわ!ふふっ」
神埼「もう~~~さっきから見てれば百合百合しいことばかり!」
立花「神埼さん・・・???」ハッ
立花「神埼さん、はいあーんっ」
神埼「えっ」固
湊「なっ!」驚
立花「???・・・どうしたの。」
神埼「ハッ・・・あーん。うん、お、美味しいわ」
立花「そう良かった。神埼さんは友達だから・・・・」
湊が言った"お友達"はあーんするのが普通なんですよ?と言う言葉を
鵜呑みにし、自分のこと好きな神埼(忘れつつある)にまであーんをした立花
興奮を抑えつつも対応する神埼。この三人の関係はこれから。
神埼「ぬかったわね!!!!!"お友達"はあーんするのが普通なんですよ?なんて言ったからアタシにも立花さんはやってくれたわ!一歩前進よ!!!」
湊「失言でしたわ・・・くっ。でもそれはお友達の一歩前進ということですわねぇ・・・」
神埼「なっ・・・・この泥棒猫のくせにぃ!!・・・違うわよね立花さんっ」
湊「こんなクソオネェより私ですよね!?!立花さんっ」
立花「はぁ~~温かいお茶美味しい・・・。ん?」
二人「きゅ~~~~~~んっ」
まったちペースですが、更新して少しずつですが行きます。