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第三話 Freedom Online開始!

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わぁい!

 さてさて、早速ログインだ。

 ヘッドギア装・着☆

 ……多少ふざけないとやっていけないぜ。はぁ(溜め息)。

 装着すると視界には簡素なログイン画面が現れた。ほほう、こんな感じなのか。

 えーと、頭のなかで意識するから……こうかな?

 頭のなかで画面に触れる。すると……。


「ようこそ、Freedom Onlineへ」

「うひゃう!?」


 ……ビックリしたぁ、思わず何か可愛い声出してしまったではないか。

 えーと、まず名前を入力か。

 今は女の姿だし……本名でいっか。女っぽい名前だし。

 ミナと入力する。


「ミナ様でよろしいですか?」


 YES。


「身体情報をスキャンします」


 うわっ、光った!?

 あぁ、あれか。体と大きく違うと頭が混乱するって言うしな。当然のことか。

 あ、ヤバい。性転換したことバレる。

 ……まぁ、彼奴ならいいか。信用できる。なんたって親友だからな。


「スキャン完了致しました。ある程度修正も可能です。完了致しましたら、お声がけ下さい」


 なるほど。修正可能なのか。……別にいいか。十分美少女だったし。もういいよー。


「了解しました。現実世界との誤差0。Freedom Online開始致します。ようこそ! 新しいプレイヤーさん♪」


 ーーー


「……はっ!?」


 目が覚めるとそこには雄大な景色が広がっていた。

 数々の偉大な山脈。新緑が広がる森。爽やかな涼風。青々とした草原。広大な空。そしてーーー


「立派な街だなぁ……」


 目の前にそびえ立つ城壁と街の門。始まりの都「アンファング」。ドイツ語で始まりという意味らしい。ピッタリの名前だ。


「えーと、待ち合わせの場所は確か中央広場の噴水だったけ……」


 てくてくと歩いていく。ここにいるプレイヤーのほとんどは俺と同じ三回目組なんだろう。初期装備のままがほとんどだ。

 歩いていくと、確かに眼鏡をかけた俺の親友がいた。

 よし、いつものやつやるか!


「いざ、尋常に!」

「勝負! ……えっ、女の子?」


 あっ、のってくれた。あぁ、でもやっぱり困惑するか。


「俺だよオサム。ミナだ」

「えっ、お前ミナか!? うわ、ビックリするぜ!? 何で女になってるんだよ!?」


 かくかくしかじか。よく使うけどこれで本当に伝わってるんだろうか。


「あー……確かにニュースになってたな。まさか親友のお前がなってしまうとはな」

「全くだぜ」


 すんなり飲み込んでくれた。流石親友。


「まぁ、お前がいいなら別にいいけどよ。ところで話は変わるが構成は決まってるのか?」

「もちろんだ。今回は旅人でいくつもりだ」

「相変わらず不遇職を使うんだな、お前。やっぱりミナだな」


 そう、俺はこのゲームにおいて不遇とされる旅人を使う。

 今までプレイしてきたゲームでも俺は不遇職、不遇スキルを敢えて用いたプレイを行ってきた。

 その理由はとても単純。楽しいからだ。本当は優秀にも関わらず、目立つデメリットのせいで敬遠されるものでも活躍できることを証明することが大好きなのだ。あのアッと驚かす快感。地雷ともいえる不遇職に負けるマナーの悪いプレイヤーの悔しがる顔。ものすごくドヤァ感があって楽しいのだ。

 今回の旅人が不遇とされるのはやはり理由がある。

 まず、初期職である冒険者よりも火力がでない。

 つぎに、それにも関わらず冒険者よりも使用可能な武器が少ない。

 最後に、ぶっちゃけ街を回って見物する観光客みたいなものだという、まさに旅行するためだけのパラメータ補正。素早さと疲労速度にちょっと補正がかかるだけ。

 以上が不遇職とされる理由だ。ぶっちゃけ観光客プレイ専用とまで言われている。


「しょうがねぇなぁ……じゃあ、護衛役で騎士になってやるよ」

「お前はいつも通りタンク役だな」


 オサムはタンク職の定番中の定番、騎士でいくらしい。

 こいつならすぐに慣れるだろう。


「じゃあ、職につくために神殿にいこうじゃないか」

「そうだな」


 俺たちは神殿へと歩いていった。

今のうちは更新早いですけど

いつかネタ切れで遅れてしまうんだろうなぁ……

最低でも週に一回は投稿できるよう

頑張りますね!

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