-0- プロローグ
ふっ、今回は乙女ゲームじゃないんですよね、これが!
この作品は、冒険を目的としてるので糖度少なめ……と見せかけて、ヒーローがよく砂糖吐きます。
それでも良い方はどうぞお進みください!
-0- スタート
ここは、動物たちが住む森。その更に奥の暗い所には可愛らしいネコが一匹いた。
「にゃ~お」
この可愛らしいネコは、これからある者たちと出逢い、絆を深め、誰も見た事がないと言う、[魔王]に会う事が出来るだろう………………。
*
私はネコのスズ。
勇者を目指し、[魔王]を倒そうとしている一人……いえ、一匹です。
私ではかなり大変な事ですが、憎き[魔王]を倒す為、頑張っています。
それで、勇者というジョブに、必要不可欠なレベルを今、上げているのです。ですが、私は弱く、まだLv.10…。敵は手ごわく、そしていかつくて怖いのです…。
と、こうしている間にも、敵が……。
あ、敵というのは[魔族]と呼ばれる生き物が造り出す生き物。その生き物が[モンスター]と[魔物]。それらは、私たちが言う、害なす者たち、邪魔な生き物。要するに、敵、なのです。
私は五年前に母を[魔族]に殺され、今は独り身。父は私か産まれた頃からいませんでした…。私は、母を殺された恨みを晴らす為、[魔族]を束ねる……[魔王]を倒す事を決意したのです。
以上、勇者となり、[魔王]を倒す為日々レベル上げをしているスズでした!
おっと、うっかり目の前の敵のことを忘れていました……!!
ぽよぷり、Lv.10……私と一緒ですか。ぽよぷりは風属性。なら、火属性の魔法で………!!!
「<消滅せよ>」
?!別の生き物?!
……あーあ。ぽよぷりがぁ…
もう!誰ですかっ?!私の経験値を奪ったのは!!
「大丈夫かい、ネコちゃん?こんな森で一匹でいて……危ないよ?」
…人間?何故、人間がこんな森に?私が言えた事では、ありませんが……。
あ、言い忘れていましたが、実はネコな私、[人間化]できるのです!!
私、凄いでしょう?!
「なんて可愛らしいネコだろう…。この青色の綺麗な毛も、その宝石みたいなエメラルドの瞳も………」
「………あの、すみません。降ろしてください」
「……うわぁっ?!」
こっちがうわぁっ!ですよ、もう……。あなたが急に私を抱き上げるからでしょう?!ビックリして[人間化]してしまいました!!
あぁ、でもどうしよう…この人間にどう説明しよう…?
「君は…さっきのネコちゃん?」
「…………私、君やネコちゃんと呼ばれるのが嫌いなんです。」
「そ、そうなの?ご、ごめんね…?
じゃあ…なんていう名前なのかな?」
「……私の名前は、猫上 鈴です。宜しくは、しませんよ」
「猫上鈴ちゃん、ね。[人間化]ができるのか…。
あ、僕は桐生 蒼。鈴ちゃんは、蒼ちゃんって呼んでね?」
な、なんですかこの人間。…いや、蒼ちゃんは何故[人間化]の事を知ってるのでしょう?まあでも、それで説明をしなくても大丈夫なのですから、いいですか。
「蒼ちゃん、ですか。……それでは失礼しますね」
「えっ、ちょ、待ってよ!
鈴ちゃんはどうしてここにいるの?」
え、それはあなたにもききたいんですけど………?
ま、いいですか。気にしないで返事しましょう!!!
「私は、勇者になる為、[魔王]を倒す為にこの森にレベルを上げに来ていました」
因みに勇者になる為の条件は、Lv.100以上になり、ジョブ替えをしなければはらないのです。でも私は、Lv.10……だから必死にこの、とっても暗い(・・・・・・)森でレベルを上げていたのです。
「…そうなんだ。じゃあその[魔王]討伐、僕も手伝ってあげるよ」
「………何故です?」
蒼ちゃんは少し悩むような素振りを見せ、そしてこう言った。
「鈴ちゃんの事、気に入ったからだよ」
「…そう、ですか。あなた、強そうなのでお願いしますっ!」
「うん、お願いされたよ。あと、忘れているみたいだけど、僕の事は蒼ちゃんって呼んで?」
「はい!蒼ちゃん!」
▼ スズは強者そうな桐生 蒼を仲間にした!
「ところで蒼ちゃんはレベル、いくつなんですか?
私はLv.10ですけど……」
「え?僕?僕は………うん!Lv.73だよ!」
「何ですか、今の間は?」
「えー?何の話ー?」
「ごまかさないでください!」
この時の私は、蒼ちゃんを全く疑っていなかったどころか、寧ろ信用しきっていた。
蒼ちゃんを疑っていれば、こういう結末には、ならなかったのに……。
「…クスッ。鈴ちゃんは騙されやすいなぁ…」
「何か言いましたか?蒼ちゃん」
「いーや?何も言ってないよ?」
「そうですか?ならいいです」
*
カチリカチリと音がする。
それは、破滅を呼ぶのかはたまた…。
更新予定?何ソレ美味しいの?