デジャブ
晴れ渡る空、コンクリート、友達と二人の帰り道…車が目の前を通り過ぎた。
………………
…………
………
…
「どうしたの、ぼーっとして」
ハッとした。
声をかけられた前、何か見えたような気がした。
「いや、なんか見えたような…やっぱなんでもない。」
放課後、友達と二人、帰り道。コンクリートな照り返しが暑い、とっても晴れてる…あれなんか…見たことある…?
「危ないよ、車来るよ。」
ガクッと引っ張られた…あれ…車…
「あっ!デジャブ!」
「デジャブ?面白いね、夢で見たの?」
「なんかどこかで見たことあるような気がするんだ…どこでだろ?」
何故かどこかで見た気がした。すごく最近にでも思い出せない…なんでだろ…
………………
…………
……
…
「どうしたの、ぼーっとして」
ハッとした。
声をかけられた前、何か見えたような気がした。
「いや、なんか見えたような…やっぱなんでもない。」
放課後、友達と二人、帰り道。コンクリートな照り返しが暑い、とっても晴れてる…あれなんか…見たことある…?
「危ないよ、車来るよ。」
ガクッと引っ張られた…あれ…車…
「……2回目だ」
「何が2回目?デジャブ?」
「え?2回目?そんなのいったっけ?」
「えー、今2回目って言ったよ〜」
「覚えてないなぁ…でもデジャブなのはあってると思う。なんか見覚えあるし…うーん」
2回目なんて言ったかな?でも確かにデジャブは感じるし本当に2回目だったりして…
………………
…………
……
…
「どうしたの?ぼーっとして」
えっ…あれ…なんで?
「なんかみたの?もしかして…デ・ジャ・ブ?」
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「うわああああああ!!」
「どうしたの?大丈夫?!大きな声出して」
「えっあっ…ごめん…なんか怖いのがみえた気がしたけど…忘れちゃった。」
「ならいいけど…びっくりしちゃったよー。さ、帰ろ?」
「うん…」
晴れ渡る空、コンクリート、友達と二人の帰り道…車が目の前を通り過ぎた。
もしかするとデジャブだと思ったら、ただ繰り返してる可能性があるかもしれませんね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。