表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソプラノ【完全版】  作者: バゴ・デュークオブマーマレード
87/300

アンブリアメンテ 【選ばれたピアニスト】 5

[舞羽]:「はい、あのメロディーは一つのピアノじゃ奏でられないものです。四つのピアノだからできるメロディー構成でした」

[セフィル]:「うむ、舞羽はよく分かっているな」

[舞羽]:「ありがとうございます」

[セフィル]:「折角だ、去年の生徒が奏でたそれがここにある。一度聞いてみるとしよう」

学園長が音源を機械にセットする。しばらくして、メロディーが流れてきた。

……………………。

何とも言えないような綺麗な音だ。複雑なテンポなんだけども、決してイヤなテンポではない。どこか心が落ち着く柔らかなメロディー。

[繭子]:「すごい、何だか体にすーっと染み込んでくるよ~」

[カホラ]:「ホント、すごくステキ」

[聖奈美]:「でも、かなり難しそうな感じね」

[セフィル]:「そうだな、でも、決してできないものではないはずだ。君たちなら可能だろう」

[舞羽]:「これを私たちが弾くのか」

[吹雪]:「頑張れってしか言えないな、俺には」

[舞羽]:「ふふ、その言葉で十分だよ、吹雪くん」

しばらく、俺たちはピアノの音色に聞き入っていた。

……………………。

[セフィル]:「という感じだ。どうだったかな?」

[舞羽]:「すごかったです。何ていうか、さすが四季のピアノって感じです」

[繭子]:「そうだね~、何だか穏やかになった気がするよ~」

[セフィル]:「良さを分かってくれたか?」

[舞羽]:「はい、とっても」

[セフィル]:「弾く曲は難解だが、音色の良さは本当に素晴らしいんだ」

[舞羽]:「そうですね、他のピアノとは、何か少し違いますよね。何とは言い表せないんですけど」

[セフィル]:「うむ、やはり舞羽は分かっているな。さすがは経験者だ」

[舞羽]:「いえ、そんなことはありませんよ」

舞羽は恥ずかしそうに笑った。

[セフィル]:「今聞いてもらった曲を、四人には弾いてもらう。それに伴って練習スケジュールを決めなくてはいけないな。一応こちら側で仮のスケジュールは立てている。教師たちには君たちを全力でサポートするように伝えてある。だから、なるべくそれに従って君たちには動いてほしい」

[四人]:「はい」

[セフィル]:「一応印刷してある。持っていてくれ」

学園長が用紙を配っていく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ