グランディオーソ 【決戦!! マジックコロシアム】 19
[聖奈美]:「また避けたのね、あんた」
[吹雪]:「そりゃ避けるだろ、普通」
[聖奈美]:「次は、外さないわよ。もう一度、喰らいなさい! ――アイスレイン!」
[吹雪]:「この……」
またしても降り注ぐ氷の雨。それに、一発目よりもたくさん降っているように見えるのは気のせいか?
[吹雪]:「いや、気のせいじゃないぞこれは」
明らかに影の量が増えている。相殺は、可能か? やるしかない。
[吹雪]:「――ウィングエッジ!」
俺は降ってくる氷めがめて魔法を放った。
バーン!
[吹雪]:「うわっ!?」
[聖奈美]:「きゃっ!?」
爆発音と共に、氷の破片が降ってきた。
[吹雪]:「これは、危ないな」
尖ってないだけいいが、少々失敗した。
[聖奈美]:「危ないじゃないの、ちょっと」
[吹雪]:「危ないって、お前が打ってきたんだろ」
[聖奈美]:「確かにそうだけど、あたしを巻き込むのはやめなさい!」
[吹雪]:「横暴だぞ、それは」
[聖奈美]:「何ですって、この――アイシクルボム!」
[吹雪]:「くそ……」
早く何とかしないと、いずれ直撃しちまう。ブースト状態にしたいが、なかなかその隙を与えてくれない。
[聖奈美]:「そうやって走り回ってるといいわ」
いちいち馬鹿にするようなことを言いやがって。というか、さっきからアイツの魔法の威力が上がってるように見えるのは俺の気のせいか? 今のアイシクルボムに至っても最初に打ってきた時よりも爆発力が高かったように見える。あれだけ打っているっていうのに……どういうことだ?
[聖奈美]:「ふふ……」
笑ってやがる。俺からも仕掛けたいが……。
[聖奈美]:「そこよ! 喰らいなさい!」
[吹雪]:「なっ――!?」
しまった、一瞬の隙を付かれた。
[聖奈美]:「アイシクルボム!」
[吹雪]:「く、間に合え――うぐっ……!?」
俺は大きく後ろに吹き飛ばされてしまった。
[実況者]:「大久保選手、直撃です! 大丈夫なのか!?」
[繭子]:「ふーちゃん!」
[舞羽]:「吹雪くん!」
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