グランディオーソ 【決戦!! マジックコロシアム】 14
バーン、バーン。
[吹雪]:「(そうか、あるぞ、地属性だ――)」
水に強く、雷に強い。地属性なら、水を吸い込み、雷を無効化する。やってみる価値はあるんじゃないか?
善は急げだ、魔力に余裕があるうちに。
[吹雪]:「――エル・エルティクス、大地の精霊よ、我に力を与えたまえ。――スティンガー!」
[後藤]:「また、別の魔法を……」
[実況者]:「大久保選手、またしても新たな魔法を唱えました。後藤選手、この猛攻を抑えられるのか!?」
[後藤]:「おのれ、――アクアマシンガン!」
…………。
[後藤]:「き、効かない? ――ボルテクス!」
さすがの雷も、地の前には無力のようだ。
[後藤]:「くそ、やはり地には効果が……」
どうやら大当たりだったらしい。
[後藤]:「うっ、きゃあああああっ!」
俺の攻撃は、後藤選手にヒットした。
[後藤]:「く――」
[吹雪]:「…………」
[後藤]:「ま、参ったわ……」
[実況者]:「勝負ありです。大久保選手、後藤選手に見事勝利しました!」
周囲から大きな歓声が上がった。
[繭子]:「ふーちゃーん、いいぞー!」
[吹雪]:「ふう」
安心した。正直、かなり後藤さんは手強かった。これが経験の差ってやつか。
[吹雪]:「いい勝負でした」
[後藤]:「そんなことはないわ。防戦一方で、完敗よ。でも、あなたと戦うことができてよかったわ」
[吹雪]:「自分も、先輩と戦えてよかったです」
[後藤]:「ありがとう。あなたなら、杠さんを倒せるかもしれないわ、頑張りなさい」
[吹雪]:「はい、ありがとうございます」
俺たちは、握手を交わした。
[実況者]:「勝負ありです。大久保選手、後藤選手に見事勝利しました」
[聖奈美]:「……あの後藤さんをあんなに圧倒して倒すなんて。それにあの魔法の豊富さ。く、何なのよ、あの男は」
[ダルク]:「聖奈美、どうしたの?」
[聖奈美]:「何でもないわ。さあ、試合の前にウォーミングアップしなきゃ」
[ダルク]:「う、うん」
[聖奈美]:「(今に見てなさい、絶対に、負かしてやるんだから!)」




