グランディオーソ 【決戦!! マジックコロシアム】 12
[吹雪]:「にしてもマジックバリアか、それを二日で教えるなんてすごくないか? 祐喜」
[祐喜]:「こんなこと言っていいのか分からないけど、ちょっとだけ細工をしてたんだよね」
[吹雪]:「細工?」
[祐喜]:「うん、僕の魔力を、翔に分け与える魔法」
[吹雪]:「なるほど。魔力が増大していたから、翔でも成功したってわけか。じゃあ魔法を使ったのは翔っていうよりは祐喜じゃないか」
[祐喜]:「そう、なるのかな?」
[吹雪]:「なるなる」
[翔]:「ちょ、ちょっと待ってくれ。確かに祐喜に魔力は分けてもらったけど、オレ、頑張って詠唱したんだぜ。だから、そこまで言わなくてもいいじゃない? オレなりに結構頑張ったんだぜ」
[吹雪]:「でも、使ったのは祐喜の魔力じゃないか」
[翔]:「それは、そうだけどさ……」
[吹雪]:「次は、祐喜に頼らずとも使ってみせてみろ。そしたら、認めてやる」
[翔]:「うう、吹雪がいじめる」
[吹雪]:「祐喜に出してもらっただけいいじゃないか。本来なら、魔法を使えない奴は出場できないんだぜ」
[翔]:「ご、ごもっともです。チクショー、来年は魔法を使えるようになって再挑戦してやる!」
こいつ、やっぱり本能で生きてるんだな。
まあ何にしてもだ、次も全力で行こう。そのためにも、ここでエネルギーを充填しておかなければ。
俺はしっかりと昼食を食べた。




