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グランディオーソ 【決戦!! マジックコロシアム】 10
ピシッ。
[加藤]:「ま、まずい……」
どうやらシールドの耐久力が落ちてきているようだ。よし、これでトドメだ。もう一度、あの技をお見舞いする。
[吹雪]:「ボルトブレーブ!」
――衝撃波が、水の防壁を突き破った。
[加藤]:「うわああっ!?」
加藤の体は衝撃で後退し、体勢を崩す。俺はその隙に加藤に自分の身を近づけた。そして立ち上がる前に――。
[吹雪]:「…………」
[加藤]:「く、完敗です」
[実況者]:「大久保選手の勝利です。加藤選手を破り、見事二回戦に駒を進めました!」
[繭子]:「ふーちゃーん、わー!」
[舞羽]:「おめでとう、吹雪くーん!」
[翔]:「吹雪―、愛してるぜー!」
いや、今のはおかしいだろう。
[加藤]:「さすがですね、全然歯が立ちませんでしたよ」
[吹雪]:「いや、今回は相性だろう。お前の実力は確かなはずだ」
[加藤]:「大久保先輩にそう言っていただけると、俺も嬉しいです。この調子で、さらに上を狙ってくださいね」
[吹雪]:「ああ、サンキュー」
加藤と俺は、握手を交わした。




