グランディオーソ 【決戦!! マジックコロシアム】 8
[場所:グランド]
[実況者]:「――では、四試合目行ってみましょう。加藤洋(一年生)VS大久保吹雪(二年生)の対決です。成長著しい一年生の加藤選手が勝つか、それとも、学園で噂になっている『杠の刺客』大久保選手か。注目の対決です」
いざこの場に自分が立たされると、結構緊張するな。何にしても、全力を尽くすのみだ。
[繭子]:「はーい、みんないくよ? せーのっ!」
[クラスメイト]:「フレー、フレー、ふ・ぶ・き! はい、フレ、フレふぶき、フレ、フレふぶき、ワー!」
[繭子]:「ふーちゃーん、頑張って~、負けちゃダメだよ~」
[実況者]:「おーっと、クラスメイトと担任教師の直々の応援、大久保選手にはかなりの期待が寄せられているのが伺えます」
応援は素直に嬉しいが、これで負けでもしたら赤っ恥もいいところだ。これは、負けられない、いや、負けることができない。それに、よく目を凝らしてみれば――、
[聖奈美]:「…………」
杠がこちらをじーっと見てやがるし。シードだから俺の動きやら何やらを研究しておこうとでもしてるんだろうか? 何にしても、だ。結局のところは、ここで負けることはできないってことだ。二回戦に駒を進めなければ。
[翔]:「吹雪ー、オレの分まで頼んだぞー!」
いや、お前はどうだっていいって。
[カホラ]:「吹雪ー、ファイトー」
俺のモチベーションはかなり上昇している。
[実況者]:「さあ、注目のカード、いってみましょう! レディー・ゴー!」
[加藤]:「行きますよ、先輩」
[吹雪]:「望むところだ」
互いにあいさつを交わしたところで試合開始だ。




