グランディオーソ 【決戦!! マジックコロシアム】 2
[場所:グランド]
えーっと、俺の名前は……。お、発見。エントリーナンバー17思ったよりも出場者は多いんだな。アイツは――何だ? 一回戦がシードになってやがる。あれだろうか? 去年の優勝者だから少し優遇されているんだろうか? 分からなくもないけどよ。
[カホラ]:「確認に来たの? 吹雪」
[吹雪]:「ん? あ、先輩、おはようございます」
振り返った先にはカホラ先輩が立っていた。
[カホラ]:「後姿が吹雪っぽかったから来てみたら、やっぱり吹雪だったわね。どうなの? 調子は」
[吹雪]:「まあ、ボチボチ。昨日は練習もしたんで、簡単にはやられないと思いますよ」
[カホラ]:「3年の間でも結構噂になっててさ。杠さんに刺客現るみたいな話が流れてて、それってやっぱり吹雪だったのね」
[吹雪]:「だ、誰からそんな話を聞いたんですか?」
[カホラ]:「愛海」
やっぱりアイツか……。
[カホラ]:「強ち間違いじゃないと私は思ってるけど」
[吹雪]:「ありがとうございます、やる気が益々出てきましたよ」
[カホラ]:「ふふ、本当?」
[吹雪]:「はい、先輩は出ないですよね?」
[カホラ]:「もちろん、私は観戦。攻撃系の魔法は得意じゃないから」
[吹雪]:「いいとこイケると思うんですけどね、先輩ならば」
[カホラ]:「またお世辞言って。吹雪は口が上手すぎるわよ」
[吹雪]:「ええ? ホントのことを言ってるだけですよ、俺は」
[カホラ]:「ありがと。でも、やっぱり出ないわ、というより、もう参加申し込みは終了してるもの。出たくても出れないわ」
[吹雪]:「そうですか」
[カホラ]:「その代わり、吹雪を全力で応援するわ。少なくとも、決勝までは行かないとね」
[吹雪]:「ぷ、プレッシャーですね」
[カホラ]:「いつもどおりにいけば大丈夫よ。絶対いいとこまで行けるわ」
[吹雪]:「期待に応えられるように頑張ります」
[カホラ]:「ええ、その意気よ」
[翔]:「ちょっとすいませんー。翔が通りますよー」
おっ、復活したのか。あれだけ貶されても立ち上がれるとは、ハートだけはすごく堅いようだ、翔は。




