スピリトーゾ 【前日準備といちゃもんと……】 6
[ダルク]:「ごめんね、吹雪」
[吹雪]:「いや、俺も悪かったな。軽口を叩いちまったし」
[聖奈美]:「そ、そうよ。あたし、結構傷ついたんだからね」
[ダルク]:「聖奈美も謝るのよ。ほら、早く」
[聖奈美]:「む、ぐぐ……わ、悪かったわよ。でも、これで負けたわけじゃないんだからね」
ビシっと指をこちらに向けながら。
[聖奈美]:「明日は、絶対に負けないんだから。いい勝負になるといいわね」
[吹雪]:「ああ、そうだな」
[聖奈美]:「どうやら練習していたみたいだけど、あたしに通用するかしらね」
[吹雪]:「やってみなくちゃ分かんないだろ。変に俺を舐めないほうがいいかもしれないぞ」
[聖奈美]:「ふふん、絶対にあなたを倒して、ギャフンって言わせてやるんだから」
ものすごい自信だな、どこからそれは溢れてきているのか。
[吹雪]:「肝に銘じておくよ」
[聖奈美]:「絶対、絶対に倒すわ、あなたを」
[吹雪]:「分かったから、何回も言わなくても聞こえてるよ」
[聖奈美]:「ふん、行くわよ、ダルク」
[ダルク]:「う、うん。分かった」
[吹雪]:「じゃな」
[ダルク]:「うん、吹雪も頑張ってね」
[吹雪]:「おう」
ダルクは手を合わせて聖奈美の後ろを付いていった。
[吹雪]:「大変だな、ダルクも」
[舞羽]:「そうだね」
舞羽も少々困惑気味のようだ。
[舞羽]:「でも、相当自分に自信を持ってるんだね、杠さん」
[吹雪]:「そうみたいだな」
[舞羽]:「強いのかな、やっぱり」
[吹雪]:「まあ、何だかんだ言っても、去年のチャンピオンだからな」
弱いわけはないだろう。
[吹雪]:「でもまあ、やることはやったし、何とかなるだろ」
[舞羽]:「吹雪くんなら、きっと大丈夫だよ」
[吹雪]:「おう、舞羽の料理を腹一杯食わなきゃいけないからな」
[舞羽]:「うん」
モチベーションは高まっている。後は、どう転ぶかだな。




