カランド 【癒しの喫茶店・バーバロ】 4
[吹雪]:「舞羽も出てみればいいんだよ」
[舞羽]:「ええ? 私は、あんまり自信ないから……」
[吹雪]:「それだよ、それ。自分がその立場になったら躊躇っちまうだろう」
[舞羽]:「ああ、そっか。でも、今回は絶対に出るんでしょう?」
[吹雪]:「まあ、言っちまったからな」
今キャンセルなんてしたら、杠はカンカン&みんなの笑い者になること必至だ。
[吹雪]:「全力を出すしかない」
[舞羽]:「応援してるから、頑張ってね」
[吹雪]:「ああ」
[繭子]:「勝ったらパーティしようよ? ホームパーティー」
[舞羽]:「あ、いいですね。私、お料理作りますよ」
[吹雪]:「舞羽が作ってくれるのか?」
[舞羽]:「うん、久しぶりに作ってあげたいし」
[吹雪]:「そりゃあ楽しみだな」
[舞羽]:「でも、勝ったら、だよ? 優勝しなかったら少しだけ」
負けても食べさせてくれるってところが、こいつの優しいところだよな。
[繭子]:「頑張ってーふーちゃん。ワタシのために」
[吹雪]:「ただ食いたいだけだろ、舞羽の料理が」
[繭子]:「ふーちゃんだって食べたいでしょー? 優勝目指すのみだよ」
[吹雪]:「尽力はするよ」
[舞羽]:「ふふ、あ、呼んでるから私行くね? ゆっくりしてってね」
[吹雪]:「おう」
[繭子]:「ご馳走になるねー」
――バーバロの料理は、いつもどおりおいしかった。




