カランド 【癒しの喫茶店・バーバロ】
[場所:喫茶店・バーバロ]
カランカラン。
[舞羽]:「いらっしゃいませー、バーバロへようこそ――あ、吹雪くん、それに繭さん」
[吹雪]:「おう、やってるな」
[繭子]:「こんばんはー、舞ちゃん」
[舞羽]:「今日はどうしたの?」
[吹雪]:「いや、料理作るのが面倒くさくなってな。ならここがいいってなってな」
[繭子]:「困ったものだよー、ふーちゃんには」
[吹雪]:「どの口がそんなことを言うんだ? ああ?」
[繭子]:「いひゃーい、くふぃよふぉにひっふぁらないでー」
[吹雪]:「まあ、そんなわけだ。いいか?」
[舞羽]:「もちろんだよ、ゆっくりしていって」
[吹雪]:「サンキュー」
[舞羽]:「では、こちらにどうぞ」
喫茶店バーバロ、舞羽と日野が働いてる喫茶店だ。商店街の中にある人気のある店で、軽食からしっかり食べれるものまでバリエーション豊富なメニューがお客に好評のようだ。俺たちもここの料理は口に合うから、暇があればこうしてちょくちょく店に来ている。
[舞羽]:「はい、メニュー。決まったらボタンを押してね? すぐに行くから」
[吹雪]:「おう」
ピンポーン。
[舞羽]:「あ、はーい、ただいま伺います」
舞羽は走ってお客のテーブルに向かっていった。
[繭子]:「完璧に板についたねー、舞ちゃん」
[吹雪]:「そうだな」
まあ、一年もやればマスターしてもおかしくないか。スキルはあるはずだし、むしろ半年くらいでマスターしていたかもしれない。
[繭子]:「ワタシもやってみようかなー」
[吹雪]:「やめとけ」
[繭子]:「考えもしないでー、否定するの早いよふーちゃん」
[吹雪]:「教師もまともにこなせてない人間に喫茶店の店員などつとまるわけがないだろう」
[繭子]:「分からないよー? 教師の時は見せなかった意外な才能が開花するかも」
[吹雪]:「教師って時点で意外性は使い果たしてるよ、マユ姉は」
[繭子]:「そ、そんなー。冗談きついよーふーちゃん」
[吹雪]:「冗談だと思うか?」
[繭子]:「いやー、そんな目で見ないでー」
[吹雪]:「さて、何にする? マユ姉」
[繭子]:「そんなさらっと切り替えるなんて!」
[吹雪]:「いいから、早く決めて早く食おうぜ」
[繭子]:「うーん、じゃあ……何円までオーケーなの?」
[吹雪]:「1000円がいいとこだな」
[繭子]:「1000円、野口さん1枚ぶんか、なるほど」
メニューをじっと見つめている。




