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ソプラノ【完全版】  作者: バゴ・デュークオブマーマレード
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モルト 【突然の宣戦布告!?】 4

バン。教室のドアが力強く開け放たれた。

教室にいるクラスメイトは一瞬ピタリと止まる。

[男子生徒A]:「げっ!? あ、アイツは……」

[男子生徒B]:「な、何しに来たんだ?」

何やらクラスメイトが怯えているぞ。開け放たれたドアの場所にいるのは、一人の女性……随分と厳しそうな顔をしている。それに、見覚えがないわけでもない。あれは確か……隣のクラスの……。

[聖奈美]:「…………」

こっちに歩いてくるぞ、……ひょっとして、俺か?

[聖奈美]:「……っ!」

バン。突然机を叩かれた。

[吹雪]:「な、何だよ? いきなり来てその態度は」

[聖奈美]:「あなたが、大久保吹雪?」

[吹雪]:「だったらどうしたっていうんだ?」

[聖奈美]:「あなた、一体どんな方法で1位になったの?」

[吹雪]:「な、何がだよ……」

[聖奈美]:「実技試験よ。魔法の実技試験」

[吹雪]:「それがどうしたって言うんだよ」

[聖奈美]:「あなた1位になっていたじゃない。あたしを、杠聖奈美ゆずりはみなみを差し置いてね」

杠……ああ、そうだ、思い出したぞ。こいつは、生徒会の会長だ。周りの男子たちが怯えてるのはそのせいか。別名風紀の鬼、学園のルールにめっぽう厳しいことからその名が付けられたって翔が前言ってたな。そいつが、一体俺に何のようだ?

[聖奈美]:「一度ならず二度までも、このあたしが実技で負けるなんて……信じられないわ」

[吹雪]:「さっきから何だって言うんだよ、お前は」

[聖奈美]:「このあたしが、二度も凡人に負けるなんて、あってはいけないことなのよ。いえ、有り得ないわ。あなた、どんなインチキを使ったの?」

[吹雪]:「……いきなり人のところに来て何言うかと思えば、随分とひどいこと言うじゃねぇか。やってねぇよ、インチキなんざ」

[聖奈美]:「じゃああなた、実力で1位になったって言うの?」

[吹雪]:「それ以外に何があるっつうんだよ。実技だぞ? 誤魔化しようがねぇだろうが」

[聖奈美]:「そ、それはそうだけど……だってあたしは見てないもの。証拠にはならないわ」

[吹雪]:「……アホかてめぇは」

[聖奈美]:「あ、アホ!? あなた、今あたしにアホって言ったの?」

[吹雪]:「当然だろうが、証拠にはならねぇだ? テストだぞ? 横で教師がじっくり見てるんだぞ。それであたしが見てないから証拠にはならないだ? 訳分かんない事言ってんじゃねぇよ」

[聖奈美]:「ぐぐぐ……この男……」

[吹雪]:「何だよ? じゃあお前は教師よりも偉い立場だって言うのか? じゃあ聞いてみろよ、俺が担当してもらった先生の名前教えてやるからよ」

[聖奈美]:「ぐうう……」

[クラスメイトA]:「おお、すげー、あの杠が押されてるぞ」

[クラスメイトB]:「大久保すげー……」


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