モデラート 【放課後の過ごし方】 15
[場所:スーパー]
よし、とりあえず卵があるかチェックだ。残ってるといいが。
[繭子]:「あ、ふーちゃん、あれじゃない?」
[吹雪]:「ん? おっ!」
マユ姉が指差す先には、確かに俺たちの欲する卵があった。
[繭子]:「よかった、まだ余ってた」
半分くらい減っていたが、どうやら手にいれることができた。
[吹雪]:「マユ姉、かごに入れてくれ」
[繭子]:「はーい。よいしょ、よいしょ」
よし、とりあえず第一の目的の品はゲットだ。ここのスーパーはとりあえずオッケー、すぐ次のスーパーに行くとしよう。
……………………。
[吹雪]:「マユ姉、今日は何が食いたい」
[繭子]:「え? リクエストしていいのー?」
[吹雪]:「特に今日は決めてなかったからな。決めてもらったほうが作りやすい」
[繭子]:「ホント? やったー」
そんなに嬉しいことなのか。
[繭子]:「えっと、じゃあねー」
[吹雪]:「できれば俺が作れるもので頼むぞ」
[繭子]:「うん、じゃあ、えっとー。うーん、食べたいものがいっぱいあって一つに絞れないよー」
[吹雪]:「絞れ、気合いで」
[繭子]:「気合いで、よし、脳内ルーレット、スタート!」
何かわけ分からんことを始めやがった。
[繭子]:「グルグルグルグルー」
効果音自分でつけるのかよ。
[繭子]:「ピタ。よーし、決まったー!」
[吹雪]:「で? 何にするんだ?」
[繭子]:「唐揚げ~」
[吹雪]:「唐揚げか……」
それなら、何とか作れるな。ただ、それだけだとバランスが悪いから、
[吹雪]:「唐揚げと野菜サラダでいいか?」
[繭子]:「うん、ノープロブレム」
決定だな、じゃあ野菜を買わないと。俺たちは野菜コーナーへと向かう。




