表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年カリオスの冒険の書  作者: 梅雨ゼンセン
第一章 わんぱく王女の大脱走!?
1/122

始まり

始めまして梅雨ゼンセンです!

不備も多々あるかと思いますが、どうか温かい目で見守ってください。


 1000年前――――

 聖魔歴100年のこと――――

 

 世界は、戦火に包まれていた。

 

 

 『魔族』――対――『人間』



 『魔王』率いる異形の魔族軍と、それに対する人間の『国家連合軍』との戦い。

 魔王は恐怖と暴力による侵略を、

 人間たちは正義と十字架を、掲げて。

 その戦いは激しさを増し、およそ100年にも及んだ。その間、数えきれない命が奪われたことは言うまでもない。

 そして苦闘の末、人間たちは魔族を滅ぼすことに成功した。人間たちが勝利を掴んだ。



 そして――――




 退魔歴1000年

 

 地上から魔族が消えてから1000年。

 

 かつての大戦は歴史になり、世界は掴み取った平和を謳歌していた。

 一方で各所では人間同士の戦争が起こり、この1000年の間に数多の国が築かれ、消えていった。

 

 

 領土の拡張。資源の奪い合い。

 民の反乱。

 国家間の小さな諍いの発展。

 

 様々な種火によって戦火は灯された。

 そして世界は、『強』と『弱』に分かれた。

 幾多の戦火を潜り抜けてきた強者と、その域に至らぬ弱者に。

 そして世界は、弱者が強者の駒となるような形で安定いていった。

 強国の領土内は豊かなものになり、弱国は協力関係という名目の元、植民地同然の扱いを受けるところがほとんどだった。

 力でねじ伏せる弱肉強食の、安定。

 

 しかし、変化は起こった。



 魔族の再来。



 その知らせに誰もが耳を疑った。

 最初の目撃以来、様子見は終わりだと言わんばかりに各地で出現するようになった。そして現れた彼らは殺戮を繰り返した。

 世界に再び闇の炎が灯った。



 再来

 再来である。

 1000年前の恐怖の再来。

 歴史の闇に埋もれていた燻りによる再点火。 



 魔族は強く、これに対抗する術を持たない弱国は次々と倒れていった。そしてそれを土台としている強国も少しずつ衰退していった。

 これに危機感を持った強国らは、再び『国家連合軍』を結成することにした。

 





 そして、物語は始まる――――






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ