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18 再戦

ちょっと今日は筆がノッちゃって… ポロっと投稿しちゃいました

 なんだよアドガキとか注目強化(アテンションプリーズ)って。

 …アドガキはドーパミン中毒のガキを表すドパガキと違って、アドレナリン中毒のガキを表すスラングなんだよなぁ…


 …一瞬で白黒付く極限状態や、スリルを味わい、その刺激の中毒…

 要は戦闘狂状態(バーサーカーモード)ってことじゃねぇのかよこれ!?


 ドパガキとは違って主に戦闘系の能力が手に入ったりするのか?

 なんだか侮辱されてる感が強いな…!


 注目強化(アテンションプリーズ)に関しては、だいたい名前でわかる。

 要は同接の数とかで能力が上昇するとかだろ…


 …じゃあこの間10万達成した俺がこれ使ったらどうなるんだ…?

 チートっていうやつじゃないのか?


 ってか、一番気になるのは進化枠があと一つ残ってるってことなんだよな。

 他の剣術とか持ってないから、使い道が今無いんだよな…


 刀術とかも有りではあるか。

 …ここまできたらスタンダードなスキルをなしで無双とか憧れるけどなぁ〜


 流石にそれじゃあ今後底が見えてきちゃいそうだからな。

 ってか、武器系のスキルは進化対象じゃないのか。【長門】と、【41cm砲】は武器スキルだからなぁ。

 まぁ、新しい武器を持ち始めたら宝の持ち腐れだし、そりゃそうか。


 今後これより強い武器とか手に入れてクソがぁぁぁ!!! ってなりそうだし。

 取らぬ狸の皮算用だって? そのとお〜り!


 まぁ、この宝珠自体結構貴重そうなアイテムだし。


「これで俺は超強化されたってわけだな! うん! せっかく新要素を見つけたのに遊ばないわけにはいかないよな! うん! そうだ! フンッ!」


ガチッ!


 さっきと同じようにゲートが現れる。


[lv EXのゲートが出現しました!]


 ん? 今回はあのうるせぇファンファーレなかったな。

 まぁ、毎回鳴ってたら必需品に耳栓を追加するところだけど。


スッ


 さっき見たコロシアムの景色が見える。


ブオンッ



―ダンジョンコロシアム【呉】へようこそ!―

ここはボスラッシュで各階層守護者のコピーと戦闘することが出来ます!

戦闘能力は、各階層守護者と完全に同じなので、ヒリヒリとした緊張感を味わうことが出来ます!

ですが、リタイア、死亡などが起こると、補填は行われません!

死んだらそこまで! ですが、全ボスを討伐した後は、本物のダンジョンボスに挑戦することが出来ます!

それを討伐することが出来れば、攻略報酬として、神器を獲得できます!


挑戦しますか? Y/N



「うん、よし! 行くぞ!」


 パチンと頬を叩き、自分を鼓舞する。


「…ちょっと強かった…」


 頬がヒリヒリする。締まらねぇな…


「あ、配信しねぇと…」


 妹の約束を破ることになるが、どちらにしろ妹なら「このチャンスを逃すなんてどういうことよ!」とか言いそうだから、今更だ!


 アイテムドロワーを開いて、狐の仮面を取り出して付ける。

 いつも通りサムネを撮って名前を、【今緊急で動画回してるんですけど…】 にして配信を始める。

 …いやだって、リベンジも違うし、検証でもないし。

 緊急で回していることには変わりないだろ?


「おし、準備は整った。」


 ステータスによると、注目強化(アテンションプリーズ)は、効果時間が1時間だそうだ。

 結構長いが、ボスラッシュだ。ダンジョンは合計50階層まであるんだ。…ん? 嫌な予感が…

 …ま、まぁ、どんな長期戦になるかわからないからな。


「Yes!!」


 俺が勢いよくYesというと、それに応えるかのように空中に見覚えのある魔石が出現する。


パキンッ…


 だが、いつもと違いその魔石は砕け散る。

 そして、煙となり形を成していく。


 それは、つい一週間前に見たものと全く同じだ。


「マタ、アナタナノネ」

「おうおう、久々の再会だってのに、感動の挨拶すら無いのか?」

「アナタニハ、ソンナモノ、ヒツヨウナイ。ソウデショウ?」

「あぁ、そうだなっ!」


ビュルッ!


 そんな音が開戦の合図になる。

 俺は長門をアイテムドロワーから取り出す。


 …もっと早めに取り出しておけばよかった。

 ってか、こいつ前世の記憶あるんだな。コピーだってのに。


「ッ…ハヤイ!」


 そりゃぁ前回の3倍以上の速度だからなぁ!

 やっぱり俺の体は鈍っていなかったか! 体がまるで覚えていやがる!


「はっ! 自分が落とした武器に切り刻まれるってのは皮肉だな!」

「ソウナノネッ!」


 おっと? 自分が指定したものを落とすわけではないみたいだな。


「前みたいな余裕がなくなってんじゃねぇのか!?」

「ッ…! ウルサイ!」

「おっと。」


 はっはー! 爽快だなこりゃあ!

 前苦戦した相手に対して先手も後手も取れるってのはなぁ!


ドンッ!


「おっと! もう切り札を切るのか?」

「コレハ、キリフダナンカジャナイ。」

「あぁ、そうかい!」


 前みたいに金属バットで打ち返すのも面白みがねぇよなぁ!?


ドンッ! ズバッ!


「ナッ!?」

「っはあ! 爽快ッ!!!」


 【長門】による速度強化、多分これ動体視力も上がってるんじゃね?

 いや、ステータスによるものもあるかもなぁ!

 そっから攻撃力上昇によってえげつない速度のスライムすらスパッとバターのように切ることが出来る。


 チートかよこれ!


「ヒャッホイッ!」

「…アタマオカシイノ? アナタ。」

「そりゃあ褒め言葉だなぁ!」


 卑怯と同じぐらいの褒め言葉だよ!

 あぁ〜! テンション上がってきたぁ!


 今回はスワイプ無しで正々堂々やってやろうじゃねぇか!


ビュルッ! ビュル!


「はっはー! 焦ってんじゃねぇか!」

「ッ…!」


 図星だなぁ! 攻撃の密度が上がってきやがったぜ!


ズバッズバッ!


「お前のご自慢の触手さえこの通りところてんみたいに切れるぜ!」

「ワザワザショウカイアリガトウッ!」


 おっと、こいつもかなり頭良くなってきてるんじゃねぇの?

 喋り方や裏、結構人間っぽくなってきてるな!


ズドドドドドッ!


「うおっぶねぇ!」


 こいつマシンガンみたいにクソ小さいスライム連射してきやがった!

 

「この程度が切り札なわけねぇよなぁ!」

「エェッ!ソノトオリヨ!」


ドンッ!


 お? いつも通りの大砲じゃねぇか?


ズバッ …カッ!


「うおっ!?」


ドオォォォン!!!


 うわっ!? 何だこのやろう!?

 爆発しやがったぞこのスライム!


 愛着とかねぇのか! 同族だろうが!


「タイホウナラ、バクハツスルノハアタリマエ、デショウ?」

「っ、このやろ!」


 …こいつ、騙していやがった!

 俺は、これまで切っても爆発しないと思って切っていた。


 …わざわざ隠していやがったってのか!

 こいつの頭の良さは舐めないほうが良かったかもな!


「卑怯だぞ!」

「ホメコトバヲアリガトウッ!」


ドンッ!


 切… いや、避ける!


ドオォォォン!


 やっぱ背後で爆発しやがった!

 これの判断のしようがねえ!


ビュルッ!

ズドドドドドッ!


 うわっ、触手攻撃とマシンガン同時に使ってきやがる!

 絶対こいつ前回戦ったときより強くなってただろ!

 こりゃぁ、そろそろ決着を付ける必要がありそうだなあ!


カチンッ。


 刀を鞘に納める音が響く。

 俺は、抜刀の姿勢を取り、視線をスライムに向ける。


「ッ…!」


 異様に張り詰めた空気が辺りを圧迫する。


「――――【41cm砲】!!」


ドンッ!


ズバッ!


 スライムの核と体が両断される。


「…オミゴト…」


 前回は聞けなかった最後の一言が聞こえた。


「…ふぅ…」


カチンッ


 抜刀したときに抜いた刀を鞘に納め、アイテムドロワーに入れる。


[第1階層守護者、エスリルを討伐しました!]

[第2階層守護者に挑戦しますか? Y/N]


 ちょっと疲れたから休憩したい。


「はぁ〜 楽しかったぁ〜」

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