「GiftStone(Type Non-Fake)」
極秘任務を隠密に遂行するために、まずはギフトの身替わりを立てることにした。実際に極秘任務が行われる時に重要な役割をするので、しっかりしたギフトを完成させなければいけない。そのためには。ギフトストーンタイプノンフェイクを入手しなければならなかった。今回は。その入手を求めてのお話である。
「GiftStone(Type Non-Fake)」
「まあ、アリバイのための身代わりの作成も確かに必要だけれども、チェックメイトのチーム衣装やそれぞれの呼び名を考えておいた方がよいと思うのだけれども2人はどう思う?」と新は話した。すると2人共、賛同してくれたが、その件についてはもう少し考えたいので時間が欲しいとのことである。
GiftStone(Type Non-Fake)ってさ、どうやって入手するのかっていうと、どうやら買うか、あっ、まず探すかだね。もしくは盗むか、当てるか。ってなんだろうね、当てるって何をして当てるのかな?まあ、とにかく入手が困難な代物なわけですよ。さて、どういう方法で入手をするんだろうね?普通ならさ、秘境にある洞窟の一番奥に GiftStone(Type Non-Fake)があるとかなんだろうけどね。あと、海の底とか。まあそんなよくあるパターンにならないのが我々の運命なのかもしれない。ここでミスターが何か言い始めたよ。ちょっと聞いてみようか?
「探すのは大変だから。選択肢としては、買うか当てるかなんだけど。買うには多額のお金が必要なので、当てモノにしようと思うんですけれども、これがなかなか運次第なところがありまして、それにハズレもあるから悩むところなんですが、協会専用のお店なので100%あたりがあるのは保証されているし、1回1000円だし、普通に買うと100万から~1000万円かかかることを思えばやってみる価値はあると私は思うのですが、どうです?やってみませんか?新君。将子さん。どうです?今から一緒に行きませんか?」とミスターはそういうと出発の準備にとりかかった。
協会専用の店ってどんな感じなんだろうか?とりあえず、新とショコラは同行することにした。着いた先は、まるでお祭りを模したかのような光景だった。ゲーム屋台の種類はというと、ノーマルなくじ引き。それに射的、型抜き。そしてヨーヨー釣りやスマートボールすくい。で、ひも引きなどいろいろあったが、その中でミスターが選んだのはギフトストーンをくじの景品にしている専門の屋台にしたようで、「サメつり」というくじ引きだった。おもちゃのサメを使って、専用の釣り竿でサメが一杯入ってある大きい入れ物の中から、サメを上手く釣り上げて、その口の中にあるくじをゲットするもので、いわば、とても手の込んだくじ引きなのである。といわれてもイメージが湧かないので、途中で買った焼きトウモロコシを食べながら、少し見学することにした。
新着情報①サメつり
:大阪や京都をはじめとする近畿地方に昔よくあったくじ引きの形式。ギリ名古屋のお祭りぐらいまでなら極稀に見受けられた。東京や関東方面ではまず見かけない珍しいくじ引き。
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