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序章 旅のはじまり
俺は向井遊快、愉快なことが好きな16歳。
愉快なことを探して、西日本某所から日本中を旅することに決めた。 両親はいない。でも、話すことができる茶色いクマのぬいぐるみのチャンピーを家族のように思って、旅のおともとして連れて行くからさみしくはない。
旅初日。
初めてなのでどこに行けばいいのかわからず、過酷な道ばかりを歩いて、気づけばもう夕方。
「遊快、今日はどこに行くの?」
チャンピーが話しかけてくる。
「どうかな。俺は今日はあの目の前にある大きな山で一夜過ごそうと思うけどどうかな?」
「いいね!楽しそう。」
そして、チャンピーと一緒に山に登って、テントを設営する。
「やっと休めるねチャンピー。明日からどんな冒険があるのかな?」
「そうだね遊快。じゃあおやすみ。」