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世界は流転している

 私たちは旅行で青森県に来ていた。ここには縄文時代の集落跡である『三内丸山遺跡』がある。

「おや……」

 集落跡を観光していると旅行に一緒に来ていた親友が急に立ち止まる。彼女はしかめた表情を浮かべながらゆっくりと地面へと腰を下ろす。手を地面に伸ばすと一枚の長方形の紙を手に取った。

「これは……カードゲームのカード。まさか、縄文時代の人々もカードゲームを嗜んでいたのか。やはり、世界は流転しているようだね。これは私が見つけてしまった新発見かもしれない」

 驚愕した様子で語りかける親友の姿に私は呆然とした。どう考えても、数千年経ったとは思えないほどカードは綺麗だった。

「それ、ただの落とし物だから」

 冷静な私のツッコミに親友は舌を出してアホな顔を浮かべた。

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