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空き巣の災難

 空き巣の標的になる要素は数多く存在する。

 周辺の人通りや騒音の状況、防犯カメラや自宅ペットの有無などだ。特に重要なのは樹木や柵などの空き巣をする際の死角となる存在だ。柵はフェンスよりはブロック塀の方が好ましい。

 俺は空き巣をするのに最適な家を見つけた。高いブロック塀に包まれ、中がまったく見えない家。老人の一人住まいで午前中は留守にすることが多い。確認した限りではペットはおらず、監視カメラもなかった。

 犯行は通学・通勤の終わった十時頃を目処に実施した。隣のマンションに侵入し、ブロック塀の前に立つ。塀の上に手をかけて勢いよく登っていく。刹那、塀が前へと倒れていき、俺はそれに巻き込まれた。

 轟音が響き渡り、マンションにいる人たちがベランダから覗いた。俺は激痛で起き上がることができず、通報を受けてあえなく逮捕された。

 まさかブロック塀が老朽化で崩れるとは思いもしなかった。


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