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気づけば夜明け

 読書に没頭していると東の空からお日様が昇ってきた。お日様は暗闇に包まれた空を青色へと塗りたくっていった。

 冬の寒い時期に窓から差し込むお日様は暖かくて心地が良い。そんなことを思いながら僕は持っていた本に顔を向け、読書に勤しむ。夜遅く届いた新刊が面白くてつい読み耽ってしまっていた。あと数ページで終わる。

「おい、久留須」

 すると、後ろから図太い男の声が聞こえてきた。怒りに震える声に反射的に体を後ろに向けると、コンビニの制服を着た店長の姿があった。声と同じくおでこに十字が入るのではないかと思うほど怒りを顕にしていた。

「お前、勤務中に雑誌を読むなと何度も言ってるだろ!」

「はーい、すみません。でも、客来ないから暇なんですよねー」

 店長は「掃除しろ」と言ってカウンターに戻る。読み切れないことを悔やみつつ、雑誌を閉じてカウンターに戻った。もうすぐピークタイムだ。

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