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クリスマスプレゼントはバルーンアート

「パパ。私サンタさんに大きなウサギさんのバルーンを頼もうと思うの」

 娘の言葉に俺は絶句した。俺が最近ハマった『バルーンアート』に感化されてプレゼントを考えたのだろう。娘はウサギのバルーンの大きさを体全体で表現する。自分よりもひとまわり大きいものをご要望の様子だ。

「バルーンは数日で萎むぞ。もし欲しいなら小さいのにしたらどうだ?」

 俺はなんとか娘に別のプレゼントにしてもらうよう遠回しに交渉してみた。しかし、娘は頑なに「嫌だ!」と言って食い下がってくれなかった。

 それから俺の多忙な日々がスタートした。巨大ウサギの作り方、置き場、当日プレゼントを置く流れを考える。最終案として挙がったのは、前日までに部品を作り、前日の深夜に部品をくっつけるというものだった。

 そして、クリスマス当日。娘が目を覚ますと、目の前にいる巨大ウサギと目があった。眠気をパッと覚まし、ウサギさんを強く抱きしめた。

 クリスマスプレゼントはうまく成功したようで俺としても大満足だ。

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