表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/122

宝石の洞窟(3/5)

 それからルビーが煌く『赤の洞窟』、エメラルドが煌く『緑の洞窟』など数々の洞窟を進んだ。そして、俺たちは虹の宝玉がある『虹の洞窟』の一つ手前、トパーズが煌く『黄の洞窟』へと訪れた。

「グルルッ」と声を立て、目の前に佇む強大な怪物を前に俺たちは戦慄した。三頭の犬の顔を持ち、竜の尾を垂らす猛獣。体にはトパーズの宝石が埋め込まれており、彼がこの洞窟の支配者であることを示している。

『トパーズケルベロス』。黄の洞窟の支配者で虹の洞窟を守る番犬だ。

 俺は威嚇する三つの顔を前に恐れつつも、ポケットからとある食べ物を取り出した。蜂蜜が塗られたお菓子。それを三頭に対し三つずつ置いた。ケルベロスの視線が俺たちからお菓子に移るとゆっくりと顔を地面に近づける。そこでアスカに目配せをした。アスカは持っていたハーモニカを口につけると良質な音を奏でる。ケルベロスはお菓子と音楽に満足するとゆっくりと眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ