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宝石の洞窟(2/5)

 続いて訪れたのはサファイアが煌く『青の洞窟』だった。

 洞窟の中央部へ足を運ぶと、不意に俊敏な動きをする物体が現れた。それは俺の目の前に現れると棒を振り払う。俺はそれを剣で受け止めた。

 猿の顔をした生き物。大きさは俺と同じくらいであるが、手に持った『先が球体の棒』は俺の持っている剣より一回り大きかった。体に埋め込まれたサファイアが光る。青の洞窟の支配者『サファイアハヌマーン』。

 俺はボルクに目配せをする。ボルクはそれを合図に走り始める。その瞬間、俺の腕に伝わる力が強くなる。見ると、先ほどよりもハヌマーンが大きくなっていた。力負けして体を吹き飛ばされる。うまく受け身をとると俺はポケットからりんごを取り出した。奴の目当てはこれだ。

 りんごを石垣に投げるとハヌマーンはりんごを追いかけて石垣を登っていった。そこに身を潜めていたボルクがハヌマーンの顎に向けて斧を振り上げる。ハヌマーンは顎を砕かれ、石垣から落ちていった。

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