表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/122

ご褒美は苺タルト

 幼い頃から『苺』が大好きだった。

 そのままの味もさることながら、練乳をかけたり、チョコをかけるのも好き。ショートケーキなど苺が添えられた食べ物も大好きだ。その中でも一番のお気に入りが『苺タルト』だ。食感のいいパイの生地に、中に注がれた甘いクリーム。そして、クリームの上には苺がふんだんに並べられている。苺好きとして、これを嫌う理由がない。

 だから家族の誕生日の時には、いつも苺タルトを食べている。ただ、一人前の苺タルトは少々物足りない。できれば、ホールで作られた苺タルトが食べたい。だって、あれにはたくさんの苺が乗っているから。

 ある夜、お父さんが大きな箱を持って帰ってきた。「それは何?」と尋ねると、笑みを浮かべて箱からホール型の苺タルトを出した。私は目を大きくして苺タルトを見入った。先週取った満点のテストのお祝いらしい。 ご褒美とはまさにこのことを言うのだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ