表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/122

指針は手相占い

 私は自分で物事を決めるのが大嫌いだ。

 他人の言うことを聞いている方が楽だし、自分で決めて失敗した場合に傷つくのが嫌だ。責任逃れと人々は言うけれど、みんなの言う『責任』の意味がよく分からないのだから、逃げたいのも無理はないだろう。

 しかし、人生は自分で決めることが多々ある。

「感情線を見る限り、あなたは気配りの達人ね。ただ、繊細な感受性を持っているから、ふとした一言でも傷つきやすい。一人の時間を多く取りつつも、思い入れや妄想を強くしないように最小限のかかわりは持つと良いでしょう」

 私は目の前にいる占い師の言葉を真剣に聞く。話題の手相占い師だ。自分の生き方を選ぶのが嫌な私は先天的な運命に託して過ごす事に決めた。

 一人でひっそりと過ごしつつ適度に友達と遊ぶ事にしよう。仕事は在宅がいいかな。私は占い師の言う通りに将来を決める事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ