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月が綺麗ですね

 今日は華の金曜日。同じ部署の先輩を誘って飲みに行くことにした。彼女は俺の想い人。優しくて頼り甲斐のある先輩だ。何よりも可愛い。

「先輩、この後一緒に飲みに行きませんか?」「いいよ」

 先輩は快く承諾してくれた。俺たちは二人揃って会社を出て、近くにある居酒屋へと足を運ぶ。酒を飲みながら会社の愚痴や最近の趣味、恋バナをしたりと楽しい時間を過ごした。

 二人してほろ酔い状態になり、酔いを覚ますために近くの公園へと立ち寄る。湖が綺麗な公園だ。秋の夜は涼しくて空気が気持ちいい。

 俺は酔った勢いに任せて、このまま先輩に告白することを決意する。

「月が綺麗ですね」

 でも、意気地なしの俺は遠回しに好きを伝えるしかなかった。空を見上げる俺に同調するように彼女も空を見上げる。仄かに笑みを浮かべた。

「晴喜くん、今日は新月よ」


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