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隠された能力「変身」でヒーロー覚醒  作者: 零侶
恋人たちの夏休み
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文化祭の準備中

桜川高校の文化祭も終わり、俺とヴェリアが通っている山上高校では文化祭の準備でどこのクラスも忙しくしていた。


「葉月、買い出しはどうするんだ」

「リストはあるけど、量が多いから人手が欲しいのと、食品関連の購入は前日にする予定」


テーブルクロスなどの内装はクラス全員で話し合って決めている。

福田がいなくなったあのギャル組もギャルメイクをしなくなり、普通の女子になっておりメイド服を着れるからとやる気もあるようだ


「はい注目、今日と明日で買い出しに行くのと人手が欲しいからとくに男子、荷物持ちお願い」


葉月の呼びかけで何人か集まったが


「花田くんと福山くんも来て」


俺と花田も荷物持ちに同行することになり、メンバーは葵さん、ヴェリア、田所さん、俺、花田、その他で半分は葉月の息が掛かった人間で構成されている


買い出し行く場所は高校から坂を降りていき、まっすぐ大通りに行くとコーナンやダイソーなどの店舗が並ぶ施設に着く


「花田、自転車で行くのはありだったんじゃね?」

「買い出しリストに食器類もあるから割れるとね」

「それなら仕方ないな」


花田はその他男子と話している


「葵さん、コスプレっていつ届くんだ?」

「早くて今日、遅くて明日だよ 叔母さんが持って来てくれるから」

「そうなんだ、葉月はその叔母さんから受け取るために残った感じか」

「そうそう、あとはクラスのとくに男子の監視だね」

「野田辺りの運動部系の男子連中だな」

「福山くん、エスパー?ニュータイプ?」

「クラスの雰囲気をみてたら分かるぞ、俺は赤くて3倍速じゃないぞ」

「癇癪だけは起こされたくないし、福山くんそっちもいけるんだ」


高校から歩いて15分目的地に着いた


「私は店員さんに注文してくるから」


俺たちはそれぞれ店内を見て回りながら待った


「福山くん、いい所にいた」

「どうした」

「ダンボールに詰めてくれるみたいだから、みんなを集めて来て」

「おう」


まず花田を探して、葵が言っていた事をそのまま話し、花田にも手分けしてクラスの連中を集めてもらう

次にヴェリアを探すと田所と一緒にいたため、葵が呼んでると言ってレジの方へ向かった。


「ダンボールに食器が入っているから落とさないでね」

「トワ、看板はどうするノ?」

「このダンボールを加工でいいと思う、文化祭が終わった後 この食器は学校に寄付することになっているから」


葉月の手腕は凄まじいな、すでに学校側に交渉しているようだし


「学校に帰るぞ〜」


ダンボールを持ったがそこまで重くなかった


歩きながら、葵はスマホを見て慌てた様子だ


「大変なことが起きたから急ごう」


小走りで走りながら現在、教室で起きていることを葉月経由で葵から話された


「男子がね、暴発したんだ」

「やっぱり」


クラスの男子で運動部は5人、首謀者は野田だろうな 葉月が能力者でも能力を使うのに条件が必要で校内での能力の使用は禁止されている


「教室の中を暴れ回って、現在逃亡中らしいよ」

「教師は?」

「何も」


ここの学校は生徒に無関心過ぎるだろ


「とりあえず教室に戻ってから考えた方がいいね、それで話し合いかな」

「花田、話し合いってどうするんだ 野田たちを捕まえて詫びを入れさしてもクラスの空気は最悪なままだぞ」


今回、暴れた運動部連中は成績が体育以外すこぶる悪い、赤点ギリギリの常連だらけだ 1学期は花田がテコ入れをして成績が上がっていたが・・・・・放っておけば来年にはさよならなんだが


俺たちが教室に着いた時には修繕されたような箇所が見られたが元の状態に戻っていた


「帰って来たなら今から話し合いをするわ」


話し合いの内容は暴れた奴らをどうするか


「葉月、野田たちが暴れだした時の話を細かく聞かせてくれ」

「そうね、作業をしていた時に運動部の男子たちが急に雄叫びをあげて暴れだしたのよ」

「それは全員が同じタイミングなんだよな」

「そう」

「他クラスからの妨害の可能性だね」


花田に台詞を取られた、おのれぇ~イケメン


「その線は分かっていたけど、なんの能力よ」

「『ヒュプノス』じゃない?」

「日本語で分かりやすく言えば『催眠』だな」


ヴェリアの訂正を入れておく


「次、暴れた時に絞め上げればイイワ」

「ルヴェリアさん、過激」

「私も絞めて〜(おっぱいに挟まれたい)」

「あいつらはどこにいるのよ」

「あたしら許すつもりないんだけど」


元ギャルたちはキレている


「野田くんたちの靴がなかったから今日は帰ったと思う、暴れだすなら明日か当日だね」


話し合いの最中、葵さんはスマホを確認している


「話し合い中なんだけど衣装が届いたから運ぶの手伝ってくれない?とくに男子」


葵さんを先頭に校門の方へ行き、見た目が20代くらいにしか見えない女性から衣装を預かる


「葵さん、叔母さん綺麗過ぎない?」

「たしか30代前だよ」


衣装を教室に運んで行く、その衣装の中にはシュヴァルツとシロガネのような衣装もあり 俺とヴェリアはフリーズした。




















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