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隠された能力「変身」でヒーロー覚醒  作者: 零侶
恋人たちの夏休み
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体育祭午前の部

9月の下旬になり、今日は体育祭だ。

赤緑青黃の4チームに分かれ俺のクラスのチームは1年は7組8組の合同で2年は6組、3年は3組の黃だ


午前中は走る競技と玉入れ、綱引き、午後からの棒倒しは毎年怪我人が出ることで有名らしいが


「福山くん、裏体育祭って知ってる?」

「知らんけど、賭け事でもするのか?」

「違う、能力者同士で能力を使って競技するらしいけど」

「ヴェリアなら余裕で勝てるだろ」

「そうかもしれない」


葉月の言っている裏体育祭は少し気になるがシュヴァルツとシロガネが飛び入り参加すれば圧勝だろうな

長ったらしい開会式がようやく終わり50メートル走が始まる 葉月が出場するが葉月の運動能力なら余裕だろ


予想通り葉月は1着だった

1年が終わり、2年、3年と走り 50メートル走は終わった

次は400メートルリレーのため、出場選手は移動する。 8人で50メートルを走りバトンを繋いで行くだけのどこにでもあるありふれたリレーだ ちなみに野田と花田も出場している


「走る順ってどうなっていた?」

「俺、村上、大野、花田、伊藤、中山、大原、カゲだ」

「俺、聞いてないぞ」

「俺が勝手に決めたから諦めろ」

「カゲくん、ドンマイ」


ちなみに俺と花田以外は全員運動部だ、花田はなんでもそつなくこなすし、俺は真の実力を隠しているだけなんだが

入場してから順番に分かれてあとは走る順番を待つのみ


クラスの方を見るとヴェリアが手を振っていたから振り返しておいた


「ルヴェリア様が手を振っていたぞ」

「ルヴェリア様の御乳は今日も立派だな」


俺の周囲にはヴェリアのファンクラブ会員たちがなぜかいる

すまんな、ヴェリアは俺の女なんだ 口が滑ると確実に刺されるため、何も言わないが


リレーが始まった、野田がスタートダッシュで距離を稼ぐ作戦だろう 野田と2位との差が開き、次の走者へバトンが渡される

村上、大野と走り、次に花田へバトンが渡った 花田が走ると黄色い声援が凄い

花田が次の走者、伊藤にバトンを繋ぎ、中山、大原と続き、最後に俺の出番が来た 緊張はしていない


そして大原からバトンを受け取り走り、ゴールした

順位はぶっちぎりの1着だった。

女子の方も8組がぶっちぎってた


400メートルリレーが終わり、クラスのテントに戻る


「シャドー、お疲れ」

「ありがとう、ヴェリア」


タオルを手渡された、このタオル、俺の鞄に入ってるやつ

次の競技、玉入れが始まった。


「シャドー、腕振って走るの遅い気がすル」

「前傾姿勢で走る 忍者走りみたいなあれだろ」

「そうそう」

「あれも一長一短あるらしいぞ」


玉入れが終わりに近づき


「シャドー、行ってくル」 

「借り物競争だったな」

「シャドーも準備しておいて」


ヴェリアのことだからどんなお題でも俺を引っ張るつもりだろうな


玉入れが終わり、借り物競争が始まった。予想通りヴェリアがこちらにやって来て、俺を引っ張って行く


「ヴェリア、お題は?」

「料理が上手な人ヨ」

「真っ当なお題だな」


午前中、最後の競技綱引きが始まる

能力は禁止のため、勝てるかは分からないが

8組男子は惨敗に終わり、8組女子は圧勝していた。


午前の部が終わり、昼食 教室でヴェリアと弁当を食べる。中身の内容は同じなんだよな俺が作っているし


「シャドー、午後も頑張ろ〜」

「そうだな」























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