体育祭の種目決め
2学期が始まり1週間が経った。
クラスでは体育祭で盛り上がっている 俺は真の実力を隠したいから玉入れとかが無難だろ
「で、今はなんの話だっけ」
「おい、カゲボケか?体育祭の出場競技の話をしているだろ」
野田は体育祭実行委員であと1人女子がいるがあんまり関わり合いはない
全クラス対抗リレーは強制参加、棒倒しは男子強制参加、綱引きは男女別で強制参加あと最低でも2つは出場しなくてはならない
「野田、俺は玉入れがいい」
「ダメだ、運動が苦手なやつですでに埋まっている」
マジですか、50メートル走、400メートルリレーとかやりたくないしな、借り物競走はハズレ引くと悲しいし
「シャドー、決まった?」
「いや、まだだけど」
「ワタシは借り物競走と男女混合400メートルリレー」
「なるほど〜 葉月は?」
「私はこれとこれ」
葉月は50メートル走と400メートルリレー、400メートルリレーは男女別と混合で分けられている
「野田、400メートルリレーと男女混合400メートルリレーに出る」
「いいチョイスだ、本気で走れよ」
マジな目で見るのやめろ
体育祭は9月の下旬、10月に中間テスト、11月は文化祭、12月に期末テストてな感じになっている
放課後
「シャドー」
「どうした?」
「ハンバーグが食べたい」
「了解」
ヴェリアは家ではなくモデルの仕事に向かうため、駅へ向かった。
「俺も帰るか」
「カゲくん、少し話をしないか」
イケメン花田に呼び止められた、花田と話すことなんかあったけ?
「話ってなんだ?」
「そろそろ4組の魔女が動くと思うんだ」
「3組のあれ潰してから何もないからな」
「だから不気味なんだ」
「警戒しておく」
俺は花田と別れ家に帰宅した。
レオンとレオナがすでに帰っており、光さんは東京に出張中
「ただいま」
「おかえりなさい、お兄ちゃん」
出迎えてくれるレオナは良い子だ、着替えてから冷蔵庫の中を確認し、必要な物をスマホにメモしていく
「ミンチ肉がない、野菜はあるな 普通のハンバーグにするか」
ハンバーグと他の献立を考えているとレオンがやって来た
「シャドー、買い物か?」
「買うものはあるな、俺が行くから大丈夫だぞ」
「そうか」
代わりに買い物に行ってくれるのか?でもな、スーパーのはしごして値段の比較をさせるわけにはいかない、ミンチ肉って言ってちゃんと買って来れるか怪しいし
エコバッグを持ち、買い物へ出かけた、自転車で5分くらいの所に業務用スーパーがあるからミンチ肉はここで買う、明日の弁当に使うピーマンもここで調達
月の食費は光さんが用意してくれるからなるべく残すように使っている
豆腐とピーマンが安かった、ミンチ肉もキロで買えたし満足
さっそく帰って準備を始め、迎えに行く時間までに味噌汁は完成、ハンバーグも形を整えてあとは焼くだけ、米の方も早炊きで帰ってきたら蒸らし終わっているため相変わらず完璧だな
いつも通り、最寄り駅まで3人を迎えに行く
「おつかれ」
「今日も可愛い服だったよ」
「私にはまだ早かったです。」
「ワタシはあんまりかな」
今日の衣装は三者三様だったみたい
「ヴェリアのリクエスト通りハンバーグにしたぞ」
「シャドー、ラブ」
「影司くん、明日は中華がいいな」
「ルナが手伝ってくれるなら」
「約束だよ」
今日も1日平和な日常が過ぎた