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隠された能力「変身」でヒーロー覚醒  作者: 零侶
恋人たちの夏休み
34/48

夏祭りに行こう

夏休みも残り僅か、宿題は7月中に終わらせているから問題はない

最近はレオナに日本語を教えている、3人がモデルの仕事の時はレオンにも教えているが、何が気に食わないのだろう よく睨まれてる


今日はヴェリアの日、と言っても添い寝だけなんだけど


「ヴェリア、レオンによく睨まれているんだが」

「レオンは人懐っこい性格ヨ、今は警戒心が強いCatネ、レオナは甘えん坊なCatヨ」

「弟妹は猫扱いか、でヴェリアは?」

「忠誠心の高いCatネ ミャーミャー」

「可愛いから寝ような」


夏休み最後の日曜日、明日は登校日で夏休みの宿題を提出して簡単な話だけで解散 始業式は明後日からが俺とヴェリアが通っている高校

ルナの方は明日から始業式らしい


「影司くん、お祭りに行こう」

「いいけど」

「言質は取ったからね」


俺も浴衣を出すか、花火大会の時に着たくらいだもんな、自室に戻り 浴衣を出して着替える 男の浴衣は手早く着替えれる


「シャドー、これどう着るんだ」


部屋にレオンが浴衣を持って入って着た


「ルナに着付けてもらえよ」

「恥ずかしいだろ」

「パンイチになって着て紐で結ぶだけだぞ」

「だがな、股下がスースーして」

「レオン、女子のスカートはそんな感じなんだぞ」

「うっ」

「仕方ない、これを貸してやろう」


タンスから甚平をだしてレオンに渡す


「シャドー、かたじけない」


レオンは俺の部屋から出ていった、かたじけないって侍か忍者漫画を読んで日本語を勉強したのか?

俺は1階のリビングで待っていると


「シャドーお兄ちゃん、どう?」

「レオナ、とても可愛いぞ」


赤色の浴衣がとても華やかで可愛らしい


「影司くん、お待たせ」


ルナ、絵里、ヴェリアは花火大会の時と同じ浴衣で一応、褒めておかないと後々が怖い

最後に甚平を着たレオンが来た


「絵里、とても綺麗だ」

「えっとレオンくん、ありがとう」

「レオンが鼻の下伸ばしてる」

「うるさい、レオナ」

「お兄ちゃん、レオンが怒った」

「仲がいいな」


早めに着替えたのはいいが夕方頃から向かう予定なので時間が有り余っている


「影司くん、ちょっと来て」


ルナに手を引かれリビングから離れた、こういう時はだいたい『未来視』で悪い未来が見えたからだ


「ルナ、未来が見えたのか?」

「うん、ティラノサウルスが暴れる未来」

「何それ?」

「何それって言われても肉食の恐竜ティラノサウルスだけど」


現実味がない話をされても


「ティラノサウルスが暴れてるだけの未来なのか?」

「怪我人がいっぱいでとても酷い未来」

「なんとかするよ」


ティラノサウルスになれる能力は『突然変異』か『変身』のどちらかだろう

前者は賭けみたいなものでランダムに身体がメタモルフォーゼする

後者は俺の『変身』の恐竜バージョンだ

祭り会場内を索敵しながら慎重に動くべきだな


リビングへ戻り、浴衣で記念撮影 レオナさん少し距離が近くないですか?

6人で祭りの会場へ向かう、徒歩圏内なので歩いて向かうのだが、平凡な俺に美人なルナ、可愛い妹の絵里、モデル体型の浴衣や甚平を着た外国人が3人 目立つわ


「兄さん、すごく見られてませんか?」

「絵里、目立ってるんだよ」

「そうなんですか」

「ルナは美人だろ、絵里は可愛い、ヴェリアたちは海外モデルっぽいだろ」

「兄さんは格好いいですよ」

「そう言ってくれるのはほんの一握りだけなんだよ」


祭りの会場に着き、戦力的な意味合いを込めて二手に分かれることにした。

俺とルナ、レオナのチーム ヴェリア、絵里、レオンのチームに分かれた















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