表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠された能力「変身」でヒーロー覚醒  作者: 零侶
手に入れた能力
11/48

ゴールデンウイーク2日目

えっヒーローぽいことしてないって 普通の日常で戦うことって少ないから

5月4日 深夜


早めに起きて襲撃に備える ルナさんの『未来視』だとそろそろだ


4人の大学が大きいテントに向かって歩いていた、手には鉄パイプや金属バットを持っている


「で、お前なんであんなところで寝ていたんだ」

「可愛い女の子に声を掛けたのは覚えている、拒否されたところまでは覚えているんだよ」

「その女の子が『召喚』や『守護霊』の能力を持っているんじゃないのか」

「お前、短気だもんな」

「そろそろ、静かにしろよ」


大学生たちは静かにテントの方へ近づく


「で、捕まえたらどうするんだ?」

「そりゃ、ロッジに連れ込んで薬漬けにしてから乱姦だろ」

「お前、誰に話しているんだ」

「そりゃ、あれ?」


ペラペラ喋っていた男に昇竜拳で顎にヒット、確実に意識を奪う 『ハイド&シーク』を解除して姿を現した。

次の標的を定めて、膝で腹に一撃 膝を付いた所をシャイニング・ウィザードで顎を狙い、クリーンヒットし2人目も倒す


「このコスプレ野郎」


金属バットを振り回してきたが左腕で受け止め、連打で叩きにくるが両腕でガード、最後には拳で振ってきた金属バットを殴り 文字通り叩き折る

『変身』中の強度を知りたかったためちょうど良かった

浴びせ蹴りでこめかみにヒットし、気を失う


最後の1人は逃げようと走り出すが俺はそれを逃さない、逃げれないように追いつく

そのまま、レバーブローで顎が下がった所に振り子の原理で身体を振り、デンプシーロールを決めようとするが先に恐怖で気を失ってしまったので不発に終わる


縄で4人を拘束してからロッジまで引きずって行く、ロッジの中に入ると甘い匂いがする。机の上には注射器と白い粉があり、完全アウトなやつだとすぐに分かった。


「早かったじゃん、早くヤロー」


部屋の奥から女性の声がした。奥の部屋まで行くと扉が開いているのでそのまま入るときわどいランジェリーを付けた女性が2人、完全にキマっている。


「ねぇ、しようよ」


抱きついて着た女性の目が光ったような感じがした。『魅了』の能力だろう、相手の目を見て発動する能力だ、それなりに対策はある そもそも俺には魅了は効かない


「魅了は効かないぞ、諦めろ」


腹に掌底で意識を奪う、テントに帰る道中に匿名で警察に連絡しておいた。それよりも甘くて臭かった。

テントに帰ってから『ハイド&シーク』と『変身』を解いた


「おかえりなさい」

「ルナさん、起きていたのか」

「私だけでも絵里ちゃんは守らないといけないもん」

「ルナさん、ありがとう」 

「感謝してくれるなら、キスの1つくらいしてくれてもいいと思うけど」

「目を瞑ってくれない」

「うん」


おでこにキスをした。まだ彼女(仮)だからね


「もう」

「今はこれで許して」


寝袋に入り、寝ることに絵里は熟睡していた

朝方は警察が聞き込みをしており、俺たちは知らないと答えるだけだった


朝食はベーコンエッグにパンを食べたあと、キャンプ場の管理者からの説明で中止になり、帰ることお金の返金はされるようだった。

あの大学生たちは大麻所持で捕まることが確定したらしいが


「影司くん、お母さんが迎えに来てくれるよ」

「荷物を駐車場まで運ぶか」


テントの解体などをしたあと、荷物を運び終え 迎えを待つだけ、迎えはすぐに来た


「影司くん、大丈夫だったの?」

「大丈夫ですよ ルナさんに傷ひとつありませんから」


車に乗り、冬美家に向かう 冬美家に到着後


「私はこれから仕事で帰りは明日になるから」

「お母さん、行ってらしゃい」

「影司くん、ルナのことよろしくね」


光さんは車で走り去り、先にルナさんと絵里は家の中に入った、遅れて俺も家の中へ

光さんの仕事はモデル、昔は歌手や女優をやっていたらしい


「お邪魔します。」

「邪魔するなら帰って」

「あいよ〜」


関西人なら分かる、あの新喜劇のあれだ、不覚にも反応してしまった。

家に上がり、リビングへ


「影司くん、何する?」

「何しようか?」

「兄さんは探偵になりませんか?」

「俺はハードボイルドを目指すハーフボイルドか?それよりも天才物理学者の方も好きだけど」 

「私は警察でライダーの方が好きですよ」

「絵里ちゃんはそっち派なんだ、私は指輪の魔法使いかな」


何故かライダーの話、それよりも着いてこれるルナさんが凄い


「探偵で思い出した。笠木さんっていたでしょ」

「いたね、手柄を押し付けた人」

「あの人、従兄弟なの」


ルナさんの話は続き、冬美家の話になる

冬美家には三姉妹おり、光さんは長女で芸能界にいたため、婚期が遅れた 笠木さんは次女の子供らしい

ちなみに冬美は光さんの実家の苗字で去年、円満離婚してこの家には光さんとルナさんしか住んでいない


「お父さん、キャンピングカーに乗って出ていったんだよ 世界中旅するとか言ってたけど」

「いいんじゃない?」

「そのキャンピングカーのせいで円満離婚じゃなくなったの お母さんも気に入っていたの」

「そっち」

「うん」

「今度、買えばいいのでは?」

「影司くんも一緒に選んでね」


絵里を見るが目を逸らされ、助けてくれない


「免許取ったら2人で出かけることができる愛の巣なんだから」


普通免許なら3.5トン未満の車なら運転できる。その大きさのキャンピングカーを選ばないといけない


「あの絵里さん、助けてくれない?」

「兄さん、姉さんを受け入れた方がいいですよ 私もルナ先輩じゃないと兄さんが色々と女の子を引っ掛けて来ても認めませんから」

「確かにルナさんは綺麗で可愛いしスタイルもいい、俺にはもったいないけど」

「綺麗、可愛い、影司くん、もう」


これ以上は不味い


「姉さん、兄さんは口下手のヘタレですけどよろしくお願いしますね」

「はい」


昼は近くの和食レストランで食事してから冬美家に帰る


「兄さん、今日は泊まりますよ」

「帰らないのか?」

「ダメです」


ルナさんの部屋に入ると凄かった 部屋の大きさといい、ベッドの大きさといい


「ようこそ、禁断の女の子の部屋へ」

「姉さんのお部屋は大きいですね」

「ベッドの大きなくまさんはエイジって名前だよ」


笑顔で聞いてないことまで


「影司くん、眠いならベッド使っていいよ」


深夜から暴れて眠いため、お言葉に甘えた、すぐに深い眠りについた。

身体が重くて目を覚ますとルナさんが抱きついて眠っていた、絵里は部屋にはいなかった


「ルナさん、起きて」


スマホで時間を確認するとLINEが、ルナさんからで「眠り姫にはどうすれば起きるでしょう」

遠回しにキスして起こせと書かれている


「怒るなよ」


ルナさんに唇にキスをした


「やっとしてくれた」

「俺も覚悟を決めるよ」

「次は一緒にお風呂に入る?」

「それはまだ早いよ」

「水着着ていたら?」

「夏、ね」


起きて下のリビングに行くと絵里はお笑い番組を見て笑っていた


「カレー、作ろうか」

「予定していたしな」


2人で作業分担してカレーを作った


「兄さんと姉さんの初めての共同作業ですね」

「結婚式のケーキ入刀じゃないんだから」

「子づくりも共同作業ですよ」

「食事中にそんな話は止めなさい」


ツッコミが多い、夕食は終わり 先にお風呂に入る 冬美家の風呂はとにかくデカい 普通に足を伸ばせる

さっさと頭と体を洗い温まってから風呂を出た


「もう、上がったの?」

「遅かったらルナさん、入ってくるでしょ」

「バレてました?」

「予想してた」

「もう」


ルナさんと絵里は風呂に入っている間、俺は腕立てなどの筋トレを開始 2人が風呂からあがる頃には一通り終わっていた。


「影司くん、寝ますよ」

「まさか」

「今日は抱きまくらになってもらいますから」


ルナさんはバスローブを着ている


「兄さん、諦めてください」


ルナさんの部屋で寝ることになった。呪われいるのか?







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ