コンテスト用あらすじ 読者の方は読了後にお読み下さい
主人公・天掛波平は三流私大に通う大学生。半ニートな学生生活を送っていたある日、地球とよく似た戦乱の星で秘密裏に開発されていたクローン兵士の実験体に魂を宿してしまいます。実験体を製造した博士を言いくるめて研究所を出る事になった波平は天掛彼方と名を変えて、戦乱の星で生き抜くと決意します。同盟軍最強のアスラ部隊に配属された彼方は仲間と出会い、自分の弱さを認め、変わってゆきます。物語が進むにつれて彼方の秘密も明かされてゆきます。戦乱の星に来たのは偶然ではなく、彼方の祖父が異世界人だった事。祖父は御三家と呼ばれる名門貴族の当主だった事など。中盤からは息子を見限った父・光平が、挫折を味わい、家族愛に目覚めて息子の生きる異世界に行く過程も描かれます。異世界に到達した光平は正体を隠し、黒幕として彼方の戦いを助けます。中盤で彼方は同盟軍と敵対する機構軍の皇女・ローゼ姫と邂逅し、彼女の視点で敵側の内幕も描かれています。激戦をくぐり抜けた彼方が部隊長に昇進し、戦争の行方を左右する英雄になったところで第一部は完結しています。